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UFC好きやねん!!  (UFC試合結果&試合レポート&ニュースブログ)

UFCの試合結果&レビューを中心に、好き放題に書き殴るブログです。
格闘技経験は、幼少のころに空手を少々かじったのみの、ズブのシロウトです。
感想はかなり主観の入ったものになるのでご容赦ください。

UFC222

日時:2018年3月3日/日本時間:4日(日)

場所:ネバダ州ラスベガス/T‐Mobileアリーナ

 

<フェザー級/5分3R>

ブライアン・オルテガ (アメリカ)

 (1R 4分44秒 KO)

×フランキー・エドガー (アメリカ)

 

(↑オルテガの右アッパーがエドガーを捉えた場面)

 

UFC222のメインイベントはクリス・サイボーグvsヤナ・クニツカヤの女子フェザー級タイトルマッチだった。でもワイや多くのファンは、セミに組まれたフランキー・エドガーvsブライアン・オルテガのほうを楽しみにしていたと思う。

 

 

元UFCライト級王者にして現在はフェザー級ランキング2位につけ、今もなお最前線で戦い続けるエドガー。現役にしてすでにレジェンドと呼ぶに値する素晴らしいファイターであることは言うまでもない。直近の試合では期待のホープであるヤイール・ロドリゲスをフィニッシュしている。
 
 
方やランキング3位のブライアン・オルテガはここまでUFCで5連続フィニッシュ勝利。特に前回のカブ・スワンソン戦で見せたギロチンによる一本は強烈なインパクトを残している。キャリア無敗を継続中のライジングスターで、この一戦に勝てば次はいよいよタイトルマッチへという大一番。
 
 
エドガーの入りはけっして悪くなかった。ジャブを突きながら距離を詰め、いつも通り積極的な仕掛けを見せた。ただオルテガも受けるばかりではなく、鋭く伸びのあるジャブを繰り出し押し返していく。オルテガが前に出れば、エドガーもすぐさまやり返す。互いに主導権を譲らない展開が続き、迎えた1ラウンド終盤に試合は大きく動く。
 
オルテガの蹴り足をキャッチしたエドガーに対し、オルテガがギロチンをセットしかける。これを回避したエドガーがやや後ろに下がり気味に。圧力を強めたオルテガが近距離から左ヒジを叩き込む。明らかにダメージを負ったエドガーに対し、オルテガはフックとアッパーを織り交ぜてパンチのラッシュ!
 
そしてその時が訪れる。オルテガが一度距離を作ってから狙いすました渾身の右アッパーを突き上げる!エドガーが後ろに崩れ落ちる!!追撃の鉄槌でレフェリーが割って入る!ブライアン・オルテガのノックアウト勝利!!
 
(↑レジェンド・エドガー越えを果たしたオルテガはいよいよタイトルに王手)
 
これは衝撃!エドガーがノックアウトされるところなんて初めて見たよ!まぁそれも当然で、エドガーはこれがキャリアで初めてフィニッシュによる敗北なんだよね。(。>0<。)
 
これまでフィニッシュされたことがなかったエドガーもスゴイし、そのエドガーを初めてフィニッシュしたオルテガもめっちゃスゴイ。この試合を見た人はある意味歴史的な瞬間を目撃したことになるよね。
 
 
一番目に付いたのはブライアン・オルテガのMMAファイターとしての完成度の高さ。グレイシー柔術黒帯の肩書き通りのグラウンドテクニック&決定力はもちろんのこと、スタンドでの打撃もかなりレベルが高い。
 
この試合でも鋭いジャブが利いてたし、ここぞという時のパンチまとめ方も良い。そして最後のアッパーのえげつなさったらなかったよね。さらにキックやヒジもいやらしく繰り出してくる。寝て良し立って良しの対戦相手にとっては本当に厄介で危険なファイターだよ。
 
これで現王者マックス・ホロウェイとのタイトルマッチが決定的。打撃のみに関してはホロウェイに分がありそうだけど、打撃+柔術の総合力ではオルテガのほうが上回っているように感じる。これは本当にどちらが勝つか分からない。ただ、実力拮抗の好勝負になる可能性は極めて高い。
 
 
敗れたエドガーはタイトル戦線復帰に意欲的みたいで一安心。キャリア初のノックアウト負けだけに、ショックもかなり大きいはず。それでもすぐに前を向いて走り出そうとするその姿勢がカッコイイよ。オクタゴンの中でのファイトスタイル同様、生き方にもネバーギブアップの精神が見えるよね。
 
『人生において良い時もあれば悪い時もある中で、良い時よりも悪い時にどう考えどう行動するかが大事』みたいな言葉を聞いたことがある。エドガーの考えや行動は◎だと思う。年齢的に考えれば衰えていくのはしょうがない。その中でこの先エドガーがどのような戦いを見せてくれるのか。
 
バンタム級に落とすのではという話もあるみたいだし、そうなったらドミニク・クルーズ、TJ・ディラショー、コーディ・ガーブラントらとドリームマッチが見れるかもしれない。やっぱりエドガーにはまだまだ頑張ってもらわわんといかんばい(・∀・)

UFC222 Cyborg vs Kunitskaya

 

UFC222 見終えたぜ~!!ってか大会当日の日本時間3月4日と5日の2日間に分けて見たんだけど、その後いろいろと忙しくてブログを更新できずにいました。もし楽しみにしていてくれた人がいたらごめんなさい(´_`。)

 

ってなわけで、少し記憶が薄れてきてはいるけれど、映像を見返したり記憶を辿りながら書いていきますのでどうかお付き合いくださいませ。

 

 

まずはどうしてもこの試合を取り上げないわけにはいかないでしょう。フランキー・エドガーvsブライアン・オルテガのフェザー級マッチ。次期挑戦者決定戦でもあり、世代闘争でもあったこの試合は、エドガーがまさかのKO負けという衝撃的な結末となったよねぇ(。>0<。)

 

エドガーがキャリア初のフィニッシュによる敗北。しかもオルテガのサブミッションではなくKOとはなぁ。起点となったオルテガの左エルボー、そして右アッパーはともに強烈で、さすがのエドガーですら沈んでしまうほど。恐れいりましたよオルテガのパフォーマンスには!アッパレだ!(☆。☆)

 

この試合については後日個別に試合レビューを書こうと思っているのでここではこれくらいにしておきやすね( ̄∇ ̄+)。

 

 

メインイベントの女子フェザー級マッチ クリス・サイボーグvsヤナ・クニツカヤ は、サイボーグが打撃でクニツカヤを圧倒。これはちょっと外道さんが見ていたら 『レェェェェェベルが違うんだよ!!』 と叫びそうなくらいの差があったかなと。

 

インヴィクタのバンタム級王者でもまったく歯が立たないサイボーグの無双ぶりは圧巻だわ。誰がサイボーグの快進撃に待ったをかけるのか?女子フェザー級の興味はこれ一本に絞れていて分かりやすいからいいね!

 

 

セミ前に抜擢のショーン・オマリーは、多彩なキックやパンチを見せてくれる華やかなバンタム級のファイター。今回はアンドレ・スーカムタスを相手に終始優位に試合を進めながらも、3ラウンドに足を負傷してしまう。それでもしっかりと逃げ切っての判定勝利。

 

試合後、声を上げて痛がり自力で立てないほどのケガだったことが判明。そんな中でよく最後まで戦い抜いたなと。オクタゴンに横たわりながらジョー・ローガンのインタビュに応える人初めて見たわ。素晴らしかったぜよオマリーくん!( ̄▽ ̄)

 

 

その他のメインカードでは、アンドレイ・アルロフスキーがステファン・ストルーフェにユナニマス判定勝利。アルロフスキーは5連敗からの2連勝だね。もうアカンってとこからのこの不死鳥ぶりはスゴいね。ベテランのがんばりに胸熱でございます。(ノ_<)

 

 

それと応援していたキャット・ジンガーノ姐さんは、ケトレン・ヴィエラにスプリット判定負け。1年と8ヵ月ぶりの復帰戦を飾れず3連敗のジンガーノ。これは厳しくなったなぁ。アマンダ・ヌネスやラケル・ぺニントンをフィニッシュしてるあのジンガーノさんがだよ!?とにかく体が重そうだったな。トップフォームに戻れるのかな。心配だな。(´・ω・`)

 

 

メインカード以外のプレリムで印象に残ったのはベニール・ダリウシュを秒殺KOしたアレクサンダー・ヘルナンデスくん。この子、たしかボビー・グリーンの代役出場だったと思うんだけど、それでいきなりダリウシュをノックアウトとか大仕事しすぎでしょ。 気合いがほとばしってたもんなぁ。いつもみたく冷静に入ったダリウシュは完全に飲みこまれてしまったよね。ダリウシュにとっては痛恨すぎる一敗。o(TωT )

 

 

1ラウンド終了を告げるホーンの後のパンチで失格となったヘクター・ロンバードは後味の悪さを残した。これはダラウェイが気の毒。リマッチで正々堂々の決着が見たい。ロンバードといいロメロといい、キューバ人ファイターのやらかしが目に付くね。たまたまだと思うんだけどね。ただダラウェイ勝利というより、ノーコンテストが妥当だと思うけど・・・。

 

期待の女子ファイター マッケンジー・ダーンがUFCデビューを勝利で飾る一方、大ベテランのマイク・パイルは涙とともにオクタゴンに別れを告げた。マイク・パイル選手、約19年の長い長い現役生活おつかれさまでございます!( ̄∇ ̄+)

 

 

 

今回は以上。いつもながら、いろいろありましたなぁ。特にエドガーvsオルテガの衝撃はデカかった。これはUFCファンの多くが感じたことだと思う。エドガーのもう一丁と復活を願っておりますぞ。次回は3月18日の日曜日に開催されるUFCファイトナイト・ロンドン大会。それじゃあまたお会いしましょう!アディオス!ヽ(´▽`)/

UFC222

日時:2018年3月3日/日本時間:4日(日)

場所:ネバダ州ラスベガス/T‐Mobileアリーナ

 

 

Main Card 

 

<女子フェザー級タイトルマッチ/5分5R>

クリス・サイボーグ (ブラジル)

(1R 3分25秒 TKO)

×ヤナ・クニツカヤ (ロシア)

 

 

<フェザー級/5分3R>

ブライアン・オルテガ (アメリカ)

(1R 4分44秒 KO)

×フランキー・エドガー (アメリカ)

 

 

<バンタム級/5分3R>

ショーン・オマリー (アメリカ)

(判定:3-0/29‐28、29‐28、29‐27)

×アンドレ・スーカムタス (アメリカ)

 

 

<ヘビー級/5分3R>

アンドレイ・アルロフスキー (アメリカ)

(判定:28‐29、27‐30、28‐29) 

×ステファン・ストルーフェ (オランダ)

 

 

<女子バンタム級/5分3R>

ケトレン・ヴィエラ (ブラジル)

(判定2-1/28‐29、29‐28、29‐28) 

×キャット・ジンガーノ (アメリカ)

 

 

 

Prelims 

 

<女子ストロー級/5分3R>

マッケンジー・ダーン (アメリカ)

(判定:2-1/28‐29、29‐28、29‐28) 

×アシュリー・ヨーダー (アメリカ)

 

 

<ライト級/5分3R>

アレクサンダー・ヘルナンデス (アメリカ)

(1R 0分42秒 KO) 

×ベニール・ダリウシュ (イラン)

 

 

<バンタム級/5分3R>

ジョン・ドッドソン (アメリカ)

(判定:2-1/28‐29、30‐27、29‐28)

×ペドロ・ムニョス (ブラジル)

 

 

<ミドル級/5分3R>

C.B.ダラウェイ (ブラジル)

(1R終了時点でロンバードが反則による失格) 

×ヘクター・ロンバード (キューバ)

 

 

 

Early Prelims 

 

<ウェルター級/5分3R>

ザック・オットー (アメリカ)

(1R 2分34秒 TKO)

×マイク・パイル (アメリカ)

 

 

<バンタム級/5分3R>

コーディ・ステーマン (アメリカ)

(判定:2-1/28‐29、29‐28、29‐28)

×ブライアン・キャラウェイ (アメリカ)

 

 

<ライトヘビー級/5分3R>

ジョーダン・ジョンソン (アメリカ)

(判定:2-1/29‐28、27‐30、29‐28)

×アダム・ミルステッド (アメリカ)

 

 

 

Bonus awards

 

ファイト・オブ・ザ・ナイト

ショーン・オマリー vs アンドレ・スーカムタス

 
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
ブライアン・オルテガ アレクサンダー・ヘルナンデス

UFC222

日時:2018年3月3日/日本時間:4日(日)

場所:ネバダ州ラスベガス/T‐Mobileアリーナ

 

 

Main Card (12:00JST)

 

<女子フェザー級タイトルマッチ/5分5R>

クリス・サイボーグ (ブラジル)

VS

ヤナ・クニツカヤ (ロシア)

 

 

<フェザー級/5分3R>

フランキー・エドガー (アメリカ)

VS

ブライアン・オルテガ (アメリカ)

 

 

<バンタム級/5分3R>

ショーン・オマリー (アメリカ)

VS

アンドレ・スーカムタス (アメリカ)

 

 

<ヘビー級/5分3R>

ステファン・ストルーフェ (オランダ)

VS

アンドレイ・アルロフスキー (アメリカ)

 

 

<女子バンタム級/5分3R>

キャット・ジンガノ (アメリカ)

VS

ケトレン・ヴィエラ (ブラジル)

 

 

 

Prelims (10:00JST)

 

<女子ストロー級/5分3R>

アシュリー・ヨーダー (アメリカ)

VS

マッケンジー・ダーン (アメリカ)

 

 

<ライト級/5分3R>

ベニール・ダリウシュ (イラン)

VS

アレクサンダー・ヘルナンデス (アメリカ)

 

 

<バンタム級/5分3R>

ジョン・ドッドソン (アメリカ)

VS

ペドロ・ムニョス (ブラジル)

 

 

<ミドル級/5分3R>

C.B.ダラウェイ (ブラジル)

VS

ヘクター・ロンバード (キューバ)

 

 

 

Early Prelims (8:30JST)

 

<ウェルター級/5分3R>

マイク・パイル (アメリカ)

VS

ザック・オットー (アメリカ)

 

 

<バンタム級/5分3R>

ブライアン・キャラウェイ (アメリカ)

VS

コーディ・ステーマン (アメリカ)

 

 

<ライトヘビー級/5分3R>

ジョーダン・ジョンソン (アメリカ)

VS

アダム・ミルステッド (アメリカ)

UFC on FOX 28

日時:2018年2月24日/日本時間:25日(日)

場所:フロリダ州オーランド/アムウェイ・センター

 

<フェザー級/5分5R>

ジェレミー・スティーブンス (アメリカ)

(2R 1分35秒 KO)

×ジョシュ・エメット (アメリカ)

 

(↑ジョシュ・エメット(左) にバックブローを放つジェレミー・スティーブンス(右))

 

UFC on FOX 28 オーランド大会のメインイベントは、フェザー級4位のジョシュ・エメットと8位ジェレミー・スティーブンスによるフェザー級トップ10ランカー同士の対決。勝てばタイトルショットが見えてくる大事な一戦。まずはざっくりと試合を振り返るよ。(・∀・)

 

 

1ラウンド序盤は比較的に静かな立ち上がり。エメットは左右にステップを踏みながら、ステップインからパンチを放つ。スティーブンスはプレッシャーをかけながらのローキックと、エメットのパンチに対する返しのパンチで迎撃。

 

その中でスティーブンスの右アッパーにエメットがカウンターの、右フックを合わせてダウンを奪う。エメットの追撃をスティーブンスが凌いでラウンド終了。このラウンドはエメットが取った。

 

2ラウンドもジリジリ前に出てローやバックブローを見せるスティーブンス。エメットはフェイントをかけて飛び込みパンチを振るう。お互いにビックヒットがない中で1分半近くが経過したところで試合が大きく動く!

 

スティーブンスがカウンターの左でエメットをダウンさせると一気にスパーク!追撃のエルボー連打からヒザ蹴りを挟んでさらにパンチを浴びせると、エメットが意識を飛ばして大の字に!スティーブンスのノックアウト勝利!!

 

 

なんだけど・・・。スティーブンスがフィニッシュの直前に出したヒザ蹴りが、エメットの両膝と手がマットに着いている時のもので、反則なのではという疑問が浮上。実況の西さんも随分そのことについて話していたね。

 

ワイもリプレイを何度も見返してみたんだけど、スティーブンスのヒザが少し当たっているようにも見えるし、当たってないようにも見えた。

 

直接ノックアウトにつながるダメージを与えたのは、ダウンを奪った左フック、エルボー、ヒザの後のパンチであり、ヒザ蹴り自体のダメージは無さそうには見える。

 

現地ではこのヒザ蹴りを問題として取り上げることはなく、普通にスティーブンスの勝利としてオクタゴンインタビューへと進行していった。

 

いろいろな見方ができるし、立場が違えば意見も変わると思う。これについては後日ニュースが出てくるかもしれないね。

 

(↑強豪相手に3連勝!ついにタイトル挑戦が見えたスティーブンス(右))

 

結果的にジェレミー・スティーブンスは3連勝。試合後はデイナ・ホワイトにタイトル挑戦を直訴した。ギルバート・メレンデスを圧倒し、チェ・ドゥホ、ジョシュ・エメットをノックアウトとなればその資格は十分でしよ!(≧▽≦)

 

MMAの通算キャリアが40戦以上、UFCでも30戦近くもの戦いを重ねてきたスティーブンスは、遅咲きの苦労人的なイメージがある。でも本人は戦うことが心底大好きみたいで、その好きなことを良い時も悪い時もありながら、ここまで続けてきたからこそ今の充実ぶりがあるんだと思う。

 

もしタイトルマッチが決まったら、王者になれるかどうかよりも、タイトルマッチの舞台に立つスティーブンスを見るだけで胸が熱くなりそうだよ。( ̄∇ ̄+)

 

 

ジョシュ・エメットやチーム・アルファメールからすれば、いろいろと言いたいこともあるとは思う。エメットは前回リカルド・ラマスに勝った試合で体重超過をやらかしていたから、今回の件はグッと堪えて仕切り直すのがいいかもしれないね。

 

前回ラマスをノックアウトしたシーンは衝撃だったし、この試合でもスティーブンスからダウンを奪った。すっかり強打者なイメージが定着しつつあるよね。次戦ではジョシュ・エメットの逆襲なるか要チェックやで~(・∀・)/