UFC on FOX 28
日時:2018年2月24日/日本時間:25日(日)
場所:フロリダ州オーランド/アムウェイ・センター
<フェザー級/5分5R>
〇ジェレミー・スティーブンス (アメリカ)
(2R 1分35秒 KO)
×ジョシュ・エメット (アメリカ)
(↑ジョシュ・エメット(左) にバックブローを放つジェレミー・スティーブンス(右))
UFC on FOX 28 オーランド大会のメインイベントは、フェザー級4位のジョシュ・エメットと8位ジェレミー・スティーブンスによるフェザー級トップ10ランカー同士の対決。勝てばタイトルショットが見えてくる大事な一戦。まずはざっくりと試合を振り返るよ。(・∀・)
1ラウンド序盤は比較的に静かな立ち上がり。エメットは左右にステップを踏みながら、ステップインからパンチを放つ。スティーブンスはプレッシャーをかけながらのローキックと、エメットのパンチに対する返しのパンチで迎撃。
その中でスティーブンスの右アッパーにエメットがカウンターの、右フックを合わせてダウンを奪う。エメットの追撃をスティーブンスが凌いでラウンド終了。このラウンドはエメットが取った。
2ラウンドもジリジリ前に出てローやバックブローを見せるスティーブンス。エメットはフェイントをかけて飛び込みパンチを振るう。お互いにビックヒットがない中で1分半近くが経過したところで試合が大きく動く!
スティーブンスがカウンターの左でエメットをダウンさせると一気にスパーク!追撃のエルボー連打からヒザ蹴りを挟んでさらにパンチを浴びせると、エメットが意識を飛ばして大の字に!スティーブンスのノックアウト勝利!!
なんだけど・・・。スティーブンスがフィニッシュの直前に出したヒザ蹴りが、エメットの両膝と手がマットに着いている時のもので、反則なのではという疑問が浮上。実況の西さんも随分そのことについて話していたね。
ワイもリプレイを何度も見返してみたんだけど、スティーブンスのヒザが少し当たっているようにも見えるし、当たってないようにも見えた。
直接ノックアウトにつながるダメージを与えたのは、ダウンを奪った左フック、エルボー、ヒザの後のパンチであり、ヒザ蹴り自体のダメージは無さそうには見える。
現地ではこのヒザ蹴りを問題として取り上げることはなく、普通にスティーブンスの勝利としてオクタゴンインタビューへと進行していった。
いろいろな見方ができるし、立場が違えば意見も変わると思う。これについては後日ニュースが出てくるかもしれないね。
(↑強豪相手に3連勝!ついにタイトル挑戦が見えたスティーブンス(右))
結果的にジェレミー・スティーブンスは3連勝。試合後はデイナ・ホワイトにタイトル挑戦を直訴した。ギルバート・メレンデスを圧倒し、チェ・ドゥホ、ジョシュ・エメットをノックアウトとなればその資格は十分でしよ!(≧▽≦)
MMAの通算キャリアが40戦以上、UFCでも30戦近くもの戦いを重ねてきたスティーブンスは、遅咲きの苦労人的なイメージがある。でも本人は戦うことが心底大好きみたいで、その好きなことを良い時も悪い時もありながら、ここまで続けてきたからこそ今の充実ぶりがあるんだと思う。
もしタイトルマッチが決まったら、王者になれるかどうかよりも、タイトルマッチの舞台に立つスティーブンスを見るだけで胸が熱くなりそうだよ。( ̄∇ ̄+)
ジョシュ・エメットやチーム・アルファメールからすれば、いろいろと言いたいこともあるとは思う。エメットは前回リカルド・ラマスに勝った試合で体重超過をやらかしていたから、今回の件はグッと堪えて仕切り直すのがいいかもしれないね。
前回ラマスをノックアウトしたシーンは衝撃だったし、この試合でもスティーブンスからダウンを奪った。すっかり強打者なイメージが定着しつつあるよね。次戦ではジョシュ・エメットの逆襲なるか要チェックやで~(・∀・)/