昨日、いつもお世話になっていることばの教室で、プログラミング教室をやりました。昨年に続いて2回目です。

 
今年はレゴとMITが共同開発したEV3というロボットを使いました。難聴児を対象にタブレットを使う授業を行う場合、視線が前方のスクリーンと手元のタブレットをいったりきたりするため、先生の口元が見えなくて、言っていることを把握しずらいという問題があります。
 
今年はそれを改善するため、ワークシートを用意し、重要なことは全て手元に文字で用意しました。聞き逃しても、それを見ればついていけます。また、話す時と、操作をする時を完全に分けました。
 
今年の感想ですが、難聴であることが問題になるというより、プログラミングも言語ですので、ことばの問題が大きいと感じました。
 
例えば、+50にすると前に進む時もあれば、+50にすると右に曲がる時もあります。何の命令をしているのかを把握していなければ、違う結果になってしまいます。つまり、背景の文脈を理解し、何をするかを想像し、それをプログラミングに置き換えてロボットに分かる言葉に変換する必要があります。
 
これらを、ロジカルに考えることが出来るようにするために、さらに工夫が必要だなぁと思いました。
 
でも、みんな、勉強のわりには、楽しんでいたと思います。