僕は名はエスオ
ABCDEと続くSである。
S男とでも言える。
最近S系男という耳慣れない言葉を聞いたのだが
S系男とは一体どういうものだろう?
人から聞いた話によるとツンデレ男という概念らしい。
ツンデレ
ネット辞書の説明ではツンデレがこう書いてある。
ツンデレは、「ツンツンデレデレ」の略でありキャラクターの形容語のひとつ。
「初め(物語開始段階)はツンツンしている(=敵対的)が、何かのきっかけでデレデレ状態に変化する(変化の速度は場合による)」、あるいは「普段はツンと澄ました態度を取るが、ある条件下では特定の人物に対しデレデレといちゃつく」、もしくは「好意を持った人物に対し、デレッとした態度を取らないように自らを律し、ツンとした態度で天邪鬼に接する」ような人物、またその性格・様子をさす。
実に謎だ!!
ツンツンという答えもデレデレの答えもどこにも書いていない。
一回、読んだだけじゃ判らんから何度か読み返す。
でも判らない。
僕は悔しい。
判らないことから逃げるのは嫌だ。
逃げるくらいなら答えを自分で作るしかない。
そう思った僕はまず、ツンについて考えてみた。
そして気が付いた。
「ツ」「ン」というカタカナを詳しく観察していると良く似た形であることが判る。
答えが判らないなら自分で答えを作るしかないのか?しかしネット上を調べて回るとある所に判り易い説明が書いてあった。
ムッツリスケベ
そして僕は理解した。
Sと言えばSMである。
SMプレイなのである。
女が嫌いだ!大嫌いだ!!
ピーチクパーチク、ウルサイったらありゃしない。
特に妹が大嫌いだーーーーーーーー!!!!!
妹は最近グレている。
僕が何もしてないのにケンカを吹っかけてくる。
そして何時も一方的に攻めてくる!!
やり返したくても、いつも、やり返す前に逃げられる。
そこで僕は妹に勝つ方法を考えた。
奴は今、S男を僕が理解できないとタカをくくっている。。
そして僕がS男作品が書けないことを馬鹿にしている。
ここに勝機がある!!
つまりはS男作品を書くことができれば奴に勝ったことになるのである。
勝てば公共的に世間的にも認められる、また証拠が残るのである。
奴を完全に屈服させることができるのだ!!
だが、どうしたら良いものか・・
S男の壁が厚い。。
少なくとも
† 黒き闇を纏いし魂 †の主人公、レグルスとマトイの両者の心理が判らないことには話にもならない。
そこで僕は、まずレグルスになることを決心する。
しばらくの間、自分のことを「某」と呼んでみようと思う。
某と言うからには世間の高貴の目に耐えなければならない事を覚悟しなればならない!!
でも妹に勝つためだ!
やるぞ!!
僕は固く誓うのであった・・・
こうして僕の「S男作品で妹を打ち負かせ!」計画、が始まったのである。
~X日後~
だが某という言葉は、やはりキツイ!
今日は職場でこんな事を言われた・・・
「部長!!この案件は某に任せてください!!」
「は?それがし?何をフザケテているのだ!!野村君!!
「いや、これは別に深い意味はないので・・・
「もう、いいから、とっとと客周りしてこい!
「はい~~~!
~訪問先で・・・~
「某が、ご提案させて頂くこの商品は・・・・
「それがし?君フザケとるの?
「いいえ滅相も御座いません。某と言うのは癖で御座まして・・・どうかお気に為さらずに・・・
「癖?私をからかっているのですか!?
「いいえ?某は、そんなツモリは・・
「もういい!こっちは仕事が忙しいんだ!君みたいなフザケタ人間に付き合う程、暇じゃないで帰ってくれ!!
~同僚と・・・
「お前、今日なんか変だぞ。
「そうなんだ。某と言うルールを決たものでね・・・
「また、いつものかよ!
「お前は、どうして下らんことに労力が注げるのかね~
「某が思うに、できないことがあると自分が許せない性格なのである。ソチにもそういうの無いか?
「そうだな~確かに、皆が出来て自分に出来ないことがあれば悔しいと思うけど・・・
「ってか某という言葉を使ったからといって出来る出来ないに、どう関係あるの??何もメリットなさそうだけど・・・
・・・・
二人の間に沈黙が続いた。