北海道旅行・KONAKENさんとお話
遂にゴールデンウイーク最終日、皆様いかがお過ごしでしょうか。というわけで北海道旅行の最後のエントリ、KONAKEN(コナ研)さんとのお話について…。
KONAKENさんというのは…えーと、ホームページ見ても書いてないぞ。要するにコナミの「グラディウス」を愛する人々のサークル、と言っちゃっていいと思います。前のエントリのゲームショップ1983の店内で、コナ研部長さんと藤崎景子さんにお話を伺ってきました。店内を探検しつつの雑談ですが。
当然グラディウス全般に愛を注がれている方なので、KONAKENさんの活動はMSX版に限ったものではないんですが、MSX版グラディウス2のサンプル版とベータ版の違いについての考察などMSXマニア的にもなかなか勉強になりました。
しかし何よりも凄いと思ったのは
・コナ研部長さんはMSX版「沙羅曼蛇」を2人同時プレイでクリアできる。

凄い!凄いですよ皆様(誰だ)。
そこそこ長い研究歴の私ですら、これを成し遂げる人たちがいることを知りませんでした。
MSX版はただでさえ高い難易度+最終面での復活がほとんど無理、という設定であることに加えて、2人同時プレイ(DUALPLAY)は「片方が死んだら復活ポイントからやり直し」という、独特かつ地獄のような仕様なのです。もちろん死ななかったほうの装備はそのままなんですが、力押しでの攻略は全く通用しません。
理論的に不可能ではないけれど、双方の腕がマスタークラスで、かつよほど息が合わなければ無理だろう…と思っていました。
そもそもMSXマニアでも「沙羅曼蛇」のクリアを断念した人は多く、1人プレイでもクリア経験はMSXユーザー間で自慢になるくらいです(ホント)。
まあ、中にはマウスのジョイスティックモード(MSXマウス特有の機能で、トリガ1を押したまま差し込むと転がした方向のジョイスティックの信号が返るというもの。転がした量には関係ないため、感覚が狂うこと必至)でクリアした猛者もおりましたが、これもあくまで1人プレイの延長と言えます。
で、部長さんとてもMSX版クリアを可能とするパートナーは限られるらしく、新潟の方(名前失念)とだけ可能とのこと。そしてやはり事前に攻略を話し合っておくことが必須とのことでした。北海道と新潟というロケーションもあるため、どちらかが遊びに行くときに、自分のマイ・ジョイパッドを持っていくとか…。
さすがです。MSXユーザーは星の数ほどいるけれど、これほど愛を感じるエピソードは聞いたことがありません。
そこまでしないと勝てないMSX版の2人プレイ自体がどうかしているんですが、お互いが足を引っ張りあって1面すらクリアできずにブン投げた私などは足元にも及びません。
KONAKENさんのホームページは、ゲームセンターの筐体もろとも買っちゃった「ソーラーアサルト筐体購入記」(GRADIUS→ソーラーアサルトのページ)が分かりやすくて有名ですが、MSXユーザー的には偉業と言ってよい実績と、そのための姿勢に感涙モノでありました。MSXユーザー(というか、沙羅曼蛇を2人で遊んだことのない人)以外には全然分かりませんが。
さていま一つは藤崎景子さんのことです。この方については事前にある方から話を伺っておりました。
ある方とはブルボン小林さんです。世間的には芥川賞作家・長嶋有として著名な方ですが、MSX的にはブルボン小林さんのほうが分かりやすいですね。ちょうど一年前のMSX WORLD 2005でも楽しいお話をイロイロとして頂けました。んで、著書「ジュ・ゲーム・ノン・モア・プリュ」の中に「めちゃくちゃなグラディウサー」と書かれている方が藤崎さんなのですね。
ブルボン小林・著「ジュ・ゲーム・ノン・モア・プリュ」。太田出版、1400円。第38回「グラディウスの夏」が該当個所です。
本の中には「~子供の頃には遊んでいなかっただろう。それでも遅れて知った「グラ2」に心酔し、今なお愛しつづけているらしい(p217)」と書かれていましたが実際その通りで、コナ研部長さんから教わったそうです。
実際会ってお話しした感じではグラディウスだけ、ましてMSXなぞに限定せずゲーム全般を楽しんでいるという感じでした。が、唯一「グラディウス2のプロデューサーの松井さんに会ってみたい」と言うコメントから無限大の「グラ2」への愛を感じてしまいました。ていうか、その発想が浮かびませんです。
昔のコナミは情報管制が厳しくて(引き抜きへの警戒が理由だそうですが)、当時のスタッフで知名度のある方はかなり限られます。後に有名になった小島監督もMSX時代は名前のみ、それもローマ字でしか出ていないほどなので、松井氏は広報の人(早坂妙子さんとか)よりもマイナーじゃないでしょうか…。藤崎さんのフジサキblog・4/17で松井氏の消息を気にしてる人はいないよー、とか言っちゃったのはワタシです。はい。コナ研ホームページ内の用語集、松井氏の項目を読むと恐れ多い発言であったようです。
というわけで、松井直樹氏の消息を御存知の方がいらしたらぜひ教えて下さい!
まあそんなこんなで、KONAKENのメンバーの方以外にもゲームショップ1983にいた方々には楽しい一時を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。
帰りがけに一枚。
と、気がついたら外が暗かったよ!夜8時!6時くらいには退散するつもりだったのに。
レジの近くを占領しまくってごめんなさい。
嫁さんとの合流もあり、慌てて札幌駅まで帰ったのでした…(僕のほうが早かったけど)。
ちなみに、「占いセンセーション」を買ったのはすぐバレました。
KONAKENさんというのは…えーと、ホームページ見ても書いてないぞ。要するにコナミの「グラディウス」を愛する人々のサークル、と言っちゃっていいと思います。前のエントリのゲームショップ1983の店内で、コナ研部長さんと藤崎景子さんにお話を伺ってきました。店内を探検しつつの雑談ですが。
当然グラディウス全般に愛を注がれている方なので、KONAKENさんの活動はMSX版に限ったものではないんですが、MSX版グラディウス2のサンプル版とベータ版の違いについての考察などMSXマニア的にもなかなか勉強になりました。
しかし何よりも凄いと思ったのは
・コナ研部長さんはMSX版「沙羅曼蛇」を2人同時プレイでクリアできる。

凄い!凄いですよ皆様(誰だ)。
そこそこ長い研究歴の私ですら、これを成し遂げる人たちがいることを知りませんでした。
MSX版はただでさえ高い難易度+最終面での復活がほとんど無理、という設定であることに加えて、2人同時プレイ(DUALPLAY)は「片方が死んだら復活ポイントからやり直し」という、独特かつ地獄のような仕様なのです。もちろん死ななかったほうの装備はそのままなんですが、力押しでの攻略は全く通用しません。
理論的に不可能ではないけれど、双方の腕がマスタークラスで、かつよほど息が合わなければ無理だろう…と思っていました。
そもそもMSXマニアでも「沙羅曼蛇」のクリアを断念した人は多く、1人プレイでもクリア経験はMSXユーザー間で自慢になるくらいです(ホント)。
まあ、中にはマウスのジョイスティックモード(MSXマウス特有の機能で、トリガ1を押したまま差し込むと転がした方向のジョイスティックの信号が返るというもの。転がした量には関係ないため、感覚が狂うこと必至)でクリアした猛者もおりましたが、これもあくまで1人プレイの延長と言えます。
で、部長さんとてもMSX版クリアを可能とするパートナーは限られるらしく、新潟の方(名前失念)とだけ可能とのこと。そしてやはり事前に攻略を話し合っておくことが必須とのことでした。北海道と新潟というロケーションもあるため、どちらかが遊びに行くときに、自分のマイ・ジョイパッドを持っていくとか…。
さすがです。MSXユーザーは星の数ほどいるけれど、これほど愛を感じるエピソードは聞いたことがありません。
そこまでしないと勝てないMSX版の2人プレイ自体がどうかしているんですが、お互いが足を引っ張りあって1面すらクリアできずにブン投げた私などは足元にも及びません。
KONAKENさんのホームページは、ゲームセンターの筐体もろとも買っちゃった「ソーラーアサルト筐体購入記」(GRADIUS→ソーラーアサルトのページ)が分かりやすくて有名ですが、MSXユーザー的には偉業と言ってよい実績と、そのための姿勢に感涙モノでありました。MSXユーザー(というか、沙羅曼蛇を2人で遊んだことのない人)以外には全然分かりませんが。
さていま一つは藤崎景子さんのことです。この方については事前にある方から話を伺っておりました。
ある方とはブルボン小林さんです。世間的には芥川賞作家・長嶋有として著名な方ですが、MSX的にはブルボン小林さんのほうが分かりやすいですね。ちょうど一年前のMSX WORLD 2005でも楽しいお話をイロイロとして頂けました。んで、著書「ジュ・ゲーム・ノン・モア・プリュ」の中に「めちゃくちゃなグラディウサー」と書かれている方が藤崎さんなのですね。

本の中には「~子供の頃には遊んでいなかっただろう。それでも遅れて知った「グラ2」に心酔し、今なお愛しつづけているらしい(p217)」と書かれていましたが実際その通りで、コナ研部長さんから教わったそうです。
実際会ってお話しした感じではグラディウスだけ、ましてMSXなぞに限定せずゲーム全般を楽しんでいるという感じでした。が、唯一「グラディウス2のプロデューサーの松井さんに会ってみたい」と言うコメントから無限大の「グラ2」への愛を感じてしまいました。ていうか、その発想が浮かびませんです。
昔のコナミは情報管制が厳しくて(引き抜きへの警戒が理由だそうですが)、当時のスタッフで知名度のある方はかなり限られます。後に有名になった小島監督もMSX時代は名前のみ、それもローマ字でしか出ていないほどなので、松井氏は広報の人(早坂妙子さんとか)よりもマイナーじゃないでしょうか…。藤崎さんのフジサキblog・4/17で松井氏の消息を気にしてる人はいないよー、とか言っちゃったのはワタシです。はい。コナ研ホームページ内の用語集、松井氏の項目を読むと恐れ多い発言であったようです。
というわけで、松井直樹氏の消息を御存知の方がいらしたらぜひ教えて下さい!
まあそんなこんなで、KONAKENのメンバーの方以外にもゲームショップ1983にいた方々には楽しい一時を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

と、気がついたら外が暗かったよ!夜8時!6時くらいには退散するつもりだったのに。
レジの近くを占領しまくってごめんなさい。
嫁さんとの合流もあり、慌てて札幌駅まで帰ったのでした…(僕のほうが早かったけど)。
ちなみに、「占いセンセーション」を買ったのはすぐバレました。