みなさまこんにちは!

アスペによるアスペの子育てまだまだ続く岩堀由美子です。

最近、恐ろしい話を聞いてびっくりしたので、久しぶりに【読み書き障害】について投稿します。驚いたことに「無理に読ませないで!」「無理に書かせないで!」という、当事者にとって本当に切実な願いが、全く世間に受け入れられていないらしいのです。

近年、学習障害や読み書き障害についてはたくさん本や記事が出ていますから、方法論や流派学派の違いはあったとしても、「無理に勉強さてはいけない」というくらいのことはとっくに常識になっていると思っていました。ところが、学習障害や読み書き障害に関する本をたくさん読んでいる友人が、「そんなことを書いている本はない」というので、本当に本当にびっくりしました。

正直、半信半疑ではありますが、これはあらためてお願いしたいと思います。
読み書きがとてもとても苦手な子こどもに、無理に読み書きさせないでください。

ちなみに、重度の読み書き障害でアスペの娘も、小学校へは行かせず嫌がることは一切させないで育てた結果、16歳になった今ではスマホで大抵のことは解決しますし、高校やバイト先では自分で合理的配慮を取り付けられるので、読み書き障害による日常レベルの困難や苦しみは、遠い遠い過去の話です。

今はそんな状況なので、娘が小学生の頃に私が書いた記事を、いくつか再投稿しようと思います。当時は私も必死だったので、今読むとかなりキツイ主張もありますが、どうか書字障害当事者による、読み書き障害児の子育ての記録として、少しでもたくさんの方にご覧いただければと思います。


『これがディスレクシアの世界。反復練習は本当にいらない』

大雨の午後、娘は机に向かって制作に勤しんでいる。







娘は読み書き困難のディスレクシア。
私の子どもの頃によく似ているけど、
私は読めたから、読めない彼女はさらに重症。

それでもね、彼女は制作が大好き。
いっぱい字を書きたい気持ちを持っている。

私は小学校へは行っていたけど、
5年生時点での書字能力は、
全く学校へ行っていない娘とさして変わらなかったと思う。
まあ、普通のお子さんたちと比べたら、
どちらにしても酷いんだけどさ(笑)

私は自分が反復練習を本当に憎んだから、
娘には一切反復練習をさせない。
学習障害の子に反復練習させるのは、
拷問のようなものであり、
学習効果なんてないと思っている。

反復練習がどれほどの苦痛か、
普通の人にはいくら言っても伝わらない。
自分自身に経験があれば、
子どもに反復練習はさせないはず。

私は反復練習からは学ばなかったけど、
それなりに書けるようになったのは、
少ない量を自分の欲求に従って
印象的に書き続けたから。
自分で辞書を引き漢字を調べ、
自分の書きたいことを恰好よく書こうとしたから。
人に見せるものは時間をかけて清書したし、
私には書きたいことがたくさんあった。
今でも手で書くことは苦手だけど、
別に書けなくても生きてるし。

子どもに字を書かせたいなら、
親として育むべきは、
書きたい気持ちだと思っている。
無理に書かせたら、
書くことに対する拒否反応が起こる。
拒絶感とともに、劣等感が募って、
自尊感情が損なわれる。
字を書けない子どもには、
無理に書かせないで欲しい。
もし、書けるようにならなくても、
生きていけるというくらいの覚悟で、
子どもの生きる力を信じて見守って欲しい。

我が家では子どもが何かを書いていたら、
それがどんなものであっても、
褒めて、褒めて、褒めちぎって壁に張る。
間違いを指摘しない。
決して直さない。
とにかく、「書く」という行為が尊いのだ。

学校へもやらず、長い時を見つめ続けてきた。
10歳になってやっと、
これくらいの量が書けるようになってきた。
たくさんの漢字とアルファベットを、
書こうという本人の意思が嬉しい。
別に間違っていても構わない。
書くことさえ続ければ、
娘は発達し続けると信じている。

欲求に従って読み、
欲求に従って書く、
その育ちを見守って欲しい。