みなさまこんにちは!

アスペによるアスペの子育て実践中の岩堀由美子です。

 

先週末、夜中に父が自宅の階段から落ちて、救急搬送されました。母、私、父と立て続けの救命救急です。父の意識が戻るまでは、主治医によるCT画像の説明などから、「右足に反応がないのは脳の損傷が原因らしいから、右足の麻痺は仕方ないな」とか、「急性硬膜下血腫はこの感じなら手術も要らないみたいだし、命にかかわるような怪我ではないな」みたいなイメージでした。まぁ、我ながら異様に冷静なのは、非常時におけるアスペ的特性の発露と自覚し笑えました。つい先日、私が苦悶しているのに病院への同行を拒否し、救急車を降りて数学の定期試験を受けるために学校へ向かったアスペ娘を思い更に笑えました。

 

ところが、ところが、

父の意識が戻ったとたん、そんな呑気な構えに一撃がっ‼‼‼

 

ともあれ、話が佳境に入る前にお知らせです。

今月のおしゃべり会は音楽付きです!いつも美味しいお食事と暖かい雰囲気の会場をご提供いただいている『内房』のオーナーママから私たちへ、ミニ・ライヴのプレゼントがあります!慈愛と迫力に満ち満ちた敬虔なクリスチャンであるオーナーママが、音楽が私たちの癒しになるようにと、韓国からゴスペルグループを招待してくれました!ゴスペルには馴染みがない私でも、前回は「ふるさと」や「赤とんぼ」など唱歌も歌っていただき、圧倒的な音楽の力にめっちゃ癒されました!今回は発達障害児の保護者じゃないみなさんも歓迎しますよ。心のこもったお食事と韓国のゴスペル音楽で癒されたい人は、まだ席があるかお店に連絡してくださいね!

 

『発達障害児を育てる保護者さんとのおしゃべり会』

 スペシャルライヴ@内房! 

韓国のゴスペルグループの歌で癒されようの巻

 

日時  12月16日(日)18時〜21時

場所  内房(アンパン)韓国料理

  京都市中京区三条通り新町西入る南側

 075-223-1928

  http://kyotoanpan.web.fc2.com

参加費  1000円  韓国料理のお食事付きの

 お料理をご用意いたしますので、事前申込をお願いします。

 

ただいま岩堀がテンパっておりますので、

今月の参加予約はお店の方へお願いします。


 

さてさて、目を開けた父が酷く弱っていたのは想定の範囲内でしたが、私の名前どころか自分の名前も言えないし、スプーンも持てず食事は全介助、「身体の向きさえ自分で変えられないのは何故!」となりました。車いすに座っても身体をまっすぐ保てませんし、ベッドへ戻るにも看護師さんが二人、三人がかりでやっと何とか移動という状態。現在入院中の病院は急性期対応の大病院ですし、看護師さんたちも大忙しなのに、我が父ときたら、全身脱力して返事も反応もないかと思えば、導尿管やホルター心電図を外そうとしたり、何故かネガティブな発言や態度はできるという最悪の状態。高度に医療的な対応が必要というわけでもないようなので、ここは速やかに高齢者介護の経験や実績が豊富な、リハビリ病院へ移る方がいいでしょう。そんなこんなで入院4日目にして相談員さんと面談し、転院の希望を出しました。

 

ちなみに、今の父はまるっきり体面を保てないので、誰にも入院を知らせない予定でしたが、我が母の口に戸は建てられず、じわじわとお見舞いのお電話なども増えてきましたので、ブログに書いてしまう事にしました(笑)。

 

実のところ、父がこれまで通りの生活に戻れないと思うと、とても悲しく残念な気持ちです。他方、私が激しい衝撃を受けて心配したり思い悩んだりしているかと言えば、そういうわけでもありません。起こった事は仕方ないし、取り敢えず命は助かったし、少なくとも今は病院にいて安全だし。先のことは今考えても分からないので、アスペ的思考様式においては、この件は継続審議でまた今度です。

 

一方で、既に深刻なダメージが認められるのが我が母の精神状態です。74歳の母は昨年9月に98歳の祖母を失くしてから、全体的に生命力の低下傾向がうかがわれ、特に最近は自分自身と私の健康に対する不安から、気持ちがやや弱めに沈んでいました。そんな状態の中で今回の事故が起きてしまい、母は一夜にして変わり果てた父の姿に激しいショックを受けました。もともと想像力が乏しい特性なのに「この先の生活に対する不安」に囚われて、不安定に落ち込んでしまいました。私なりに頑張って励ましてはいるものの、効果は限定的と言わざるを得ません。何事においても表現力豊かな母は、強力に周りを巻き込むので、中3のアスペ娘もまともに波を被り続けており、精神的影響は避けられません。


本来、アスペ娘はネガティブな気配に敏感で、逃げ足も速く非情なまでに「我関せず」を貫きます。負のエネルギー源は徹底的に排除して、自分の生息領域を守ろうとします。そんなわけで、普段なら落ち込んでる祖母になど近づくはずもないアスペ娘が、今は必死に平常心を保ちつつ、真っ暗な顔の祖母を慰めたり、励まして労って支えようとしています。これは危機の深刻さを示す眺めとも言えますが、リスクをとって傷んだ祖母に自分から言葉をかけ、家族の現実に立ち向かう娘の姿が眩しいです。危なっかしいけど新鮮です。奇跡の成長に乾杯です!

 

この他にも今回の件から、たくさんの娘の成長を確認しています。例えば、娘は子どもの頃から自分の部屋だけを磨き上げて聖域化するような潔癖症で、雑巾はもちろん、タオルもスポンジも共用の物には触れませんでした。小学生の頃は犬の散歩には必ず私が同行し「排泄物処理係」をしていました。気がつけば、いつしか犬の散歩は完全にじーじの日課になり、娘や私が犬と散歩する事はなくなりました。それが、父が入院してからというもの、毎朝


「お母さん、クロロちゃんの散歩に行ってくるから、帰ってくるまでに朝ご飯食べられるようにしておいて!」


などの声かけで、私を起こすようになりました!


凄い!あまりにも凄すぎる!


いつの間にか潔癖アスペ娘は、状況的に自分がやるしかないと納得したら、一人で犬の散歩ができる女になっていたのです!こんなに力をつけていたなんて、本当に本当に吃驚です!朝から感動でクラクラします。


ただし、犬の足を拭く雑巾には触れないので、私が助けに行かないと、お散歩から帰ったクロロちゃんはお玄関に繋がれて放置されてしまいます。今のところ、自分にしかできない事しかできない娘さんです(笑)。


と、いうわけで、怒涛の秋から怒涛の冬へと突入しています。多分、大丈夫だと思います(^-^)