冗談でつけたハンドルネームをそのまま使って書いてきたわけですが、「王さんの奥さん」というのがなんかしっくり来なくなってきた今日この頃です。
 
「自分の名前を呼ばれたい」
 
というのは、日本の既婚女性がよく言う事だと思います。多くの場合、結婚したら夫の姓に変わり、「○○さん」や「○○さんの奥さん」と新しい姓でよばれるようになります。子どもが生まれたら家の中では「お母さん」や「ママ」、家の外でも「○○ちゃんのお母さん」、「○○ママ」と呼ばれるようになり、フルネームを知らないお付き合いが増えていきます。ファーストネームで呼ばれる場面がどんどんなくなっていくなかで、「自分の名前で呼ばれたい」というのは、忘れ去られた自分自身を取り戻したいというような感覚だと思います。
 
私の場合は国際結婚の相手が夫婦別姓の中国人ですし、いつも仕事をしていたので生まれた時にもらった名前をそのまま呼ばれ続けてきました。一生名前が変わらないというのが子どもの頃からの望みであったので、まあ、満足というか違和感なく今まで暮らしてきました。
 
じゃあ、なぜ「王さんの奥さん」になってしまったのか。
 
それは中国で仕事をしていた頃、イギリス留学組のキャリアウーマンで西洋的な仕事人間と見られていた自分のキャラを、今ではまず使われない古臭くて封建的な響きのある「王太太」という呼称で、笑い飛ばしていたからです。誰かが私を紹介しようとするときに、「王太太です」と割り込むと、大ウケでした。一気に親しみが増す感じです。本当は夫婦別姓なので私は「岩堀太太」なはずですが、多くの中国人は日本人が夫婦同姓だと知っていて、そこにも封建的な匂いを感じているのでさらにおかしいのです。
 
そんな冗談をハンドルネームにして、ネット空間ではMs.Wangとか王さんの奥さんとして発信してきたわけですが、最近だんだん違和感が膨らんできました。自分は王さんの奥さんとして暮らしているわけではないというか、生きているわけではありませんから、ハンドルネームはともかく、ブログの名前くらいは変えたいなと思い始めました。
 
さてさて、そうはいっても適当なタイトルを思いつきません。
 
「アスペ・カルチャーを提唱する岩堀由美子の私的記録」
 
というのでいかがでしょうか?
なんにしても、近日中にはブログタイトルを変更したいところです。