この半世紀近く、「助けて!」と言い続けて生きてきたのであるから、誰にも私を救えないのは知っている。それでも「助けて!」という声にならない叫びが私の中に響き渡っている。

うららかな朝の光の中で、狂気に荒れ狂うパニックが誰かの目に触れることはない。大丈夫、私はまだ人の容を保っている。

娘は幼馴染のことを「あの子は私の麻酔」だと言う。私にもたくさんお薬のようなお友達がいるよ。今はもう、名前さえ思いだせないけど。

もう痛みとも呼べない苦痛をなだめる術を私は知らない。耐えることは・・・知っている。今回も耐えられる。何度でも耐えられる。私は生き続ける、腐り果てても。

さあ、由美、あなたを救いに行こう。あなたを救えるのは私だけだから。何度堕ちても、這い上がってあげる。何度崩壊しても、創りなおしてあげる。

あなたは私を信じていい。