中学1年生の娘は小学校の1年生から6年間、
滋賀大キッズカレッジで月に2回の療育を受けて来ました。
キッズでは「療育」ではなく「学習室での指導」と言いますが、
まあ、私的には療育と思って通ってきました(笑)。

キッズでは発達障害や学習障害についての勉強会のほか、
保護者や子ども本人が体験談を語る講演会が行われています。
どんな会も最後は質疑応答という名目の相談会になだれ込み、
これがとてもいい情報共有とストレス発散の場になっています。
参加者として聴いていて、最も希望が感じられ、
勇気の湧いてくるのは本人さんが語る体験談ですが、
さすがに当事者講演は会員限定で公開ではないので、
一般の方には聴いていただけないのがいささか残念です。

ちなみにですが、8月6日に中1の娘が体験談を語る機会があります。

「全国障害者問題研究会全国大会2016京都」
http://www.nginet.or.jp/news/50kyoto/index50kyoto.html

娘の話は数分のスピーチで90分の講演とは違いますし、
本人の調子が悪くなったらドタキャンも想定内ですし、
一般の当日参加は7000円だからお誘いは出来ないのですが、
今、発達障害で不登校の小学生の子育て中で、
ものすごく不安で苦しいお母さんとかなら、
少しは勇気が出るかもしれません。

さてさて、今日の講演は
「高校性になった我が子に思う!」ー母と子の15年間のあゆみー
というものでした。

たくさんの不安や苦しみを経験しながら、
ひたすら息子さんを支えてこられたお母さんの頑張りには、
同じ保護者として本当に感動しますし、敬意を覚えます。
参加者の誰もがあらためて自らの子育てを省みつつ、
よりよい環境と対応で子ども達を支えて行きたいと願います。

今日の講演でも語られたわけですが、
学校における勉強や対人関係に問題を抱え、
二次障害や不登校などを経験してきた子どもが、
いつしか中学卒業後の進路を考え始め、
自分なりに受験に向けて頑張り始め、
高校進学を契機に別人のように成長する。
そういう変化が多くの子どもに見られます。
顕著な変化の時期には多少のばらつきがあり、
キッズに繋がる年齢もそれぞれなので、
条件により観察されるのは1回だけとも、
2回起こるとも言われていますが、
キッズではこれを「化ける」といいます。

私の娘も9歳頃、4年生で文字通り「化け」ました。
もともと娘を集団教育の場に入れるつもりは全くなく、
義務教育の9年間は家で育てると決めていたのですが、
急激な変化はその後の緩やかな安定と成長へと続き、
今は別人のように機嫌良く中学へ通っています。
まあ、運よく不登校対応の少人数制の学校に入れた事が大きいですが、
以前の「狐憑きのヘレン・ケラー」のようだった過去を思えば、
現在の彼女の落ち着いた姿は完全に想定外の未来であり、
私の想像力の限界を超えた幸運です。

今日も質疑応答からの相談会では、

「死にたい」という子どもたちの言葉を、
涙ながらに伝えるお母さんたちがいました。

「向き合わずに逃げてしまった」
「我を失って手を挙げてしまった」という、
追い詰められた姿と反省の告白がありました。

「どこにも頼る場所なかった」
「どうしたらいいか解らなかった」
「理解のない言葉に傷ついた」
「学校には見捨てられた・・・」

まだ、言葉にすると涙になる昨日だったり今日だったり。
でも、気がつけばいつしか言葉は過去形になっている。
今、ここに集っている私たちには共感があり方向性がある。
きっと、大丈夫だよ。

さてさて、
娘は滋賀大キッズカレッジが大好きで、
長きにわたって本当にお世話になっていますが、
私がここに繋がり続ける大きな魅力の一つは、
頑張ってるお母さんたちと出会えること、
京都や滋賀の発達障害児にとっての、
生の受験、学校、進路情報があることです。

と、いうわけで、万能薬ではありませんが、
滋賀県にはNPO法人滋賀大キッズカレッジがあります(笑)。

http://www.nposkc.com/index.html





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