フェイスブックで発達障害の当事者や関係者のグループに参加しています。
広く情報交換ができたり支えあったりできるのは素敵なのですが、なかなかにつらい投稿も多く、発達障害のお子さんを子育て中の親御さんの不安も大きいなと思い、「発達障害でも幸せに生きていけるし大丈夫だよ」というメッセージ出したところ、シェアしたいというコメントをいただきました。

グループ投稿はシェアできないのでブログに投稿します。
と、いうわけで、以下、本文。

私はADHD当事者で、娘は中度の自閉症スペクトラムかつ重度の難読症、学習障害です。ちなみに夫は中国人アーティストですが、彼も発達障害の特徴が顕著です。見渡せば、私の母も姑も、それぞれに特徴は異なりますが発達さんです。娘は小学校へ行かせていませんが、発達障害でも育てる方法はあるし、学校行かなくても生きていけるという確信があるので、不安はありません。
私自身は悲惨な小学校時代を送って二次障害になり、中学は不登校で高校へは行っていませんが、二十歳で大学に入り、日本と中国、イギリスの大学で10年間勉強し、博士課程後期で中退しました。今は生命保険代理店を自営しています。夫は超級の多動で勉強が全くできなかったようですが、10代の頃から商売を始め、20代で美大行き、広告代理店など3つの会社を経営していました。商売は上手かったのですが、発達さんの本領を発揮し、39歳で会社を放り出して画家になり、今では学術的かつ社会的な表現活動をしています。お金はすっかり無くなってしまいました。このような夫婦ですから、自分たちの娘が普通じゃないのはすんなり受け入れられました。自分たちに経験の蓄積があるので、娘の発達を上手くサポートしていけるだろうという見通しを持っています。
日常生活で困ることがないかと言われると、もちろんたくさんあります。不得意な事が多いつらさは当事者の皆さんと共有できるかと思いますが、私たち家族には発達障害に対する恐れや不安、悲しみはなく、発達障害だからこれは仕方がないといういい意味でのあきらめがあります。人と自分たちを比べることはありませんし、普通に対するあこがれもありません。自分のものを管理できないとか、文章が読めないとか、不適切な発言をしてしまうなどなど、プチ自己嫌悪が発生する場面はたくさんありますが、私たちは基本的に自分が大好きです。生きていくうえで不自由な事はありますが、たとえば目が見えなかったとしても、見えるようになりたいと思っても仕方ないし、目が見えないからというだけで不幸でいるわけにもいきません。発達障害であるという前提で生きていくのは、不幸なことでもないのです。
このグループではつらさを共有できるのも素敵なんですが、発達障害のお子さんを持つ親御さんの不安を目にするにつけ、「そんなに心配しなくてもいいよ」といいたくなりました。心配そのものが苦痛ですし、心配は役に立ちませんから。