私たち親子と夫の家族、
総勢8人、車2台で、
四川大地震の中心地へ行ってきたよ。

澄んだ水の流れる川沿いの道を、
高い山々を見上げながら数時間、
きれいな空気と青い空に、
「中国にもこんな空があるなんて」
と、娘は驚きっぱなし。

四川省の省都、成都からたった数時間。
ここから先は少数民族の居住区。
綺麗に観光開発された村がたくさんあって、
チベット族や羌族の民族衣装が美しい。

地震で激しく破壊された町ほど、
そっくり新しくなって見た目には景気がいい。
でもね、帰りの飛行機で隣り合わせた、
この辺り出身の若者の言葉が刺さった。

「たくさん人が死んだから、
 自分は一人でも多く子どもを持ちたい。
 最近の政策では公務員じゃなければ、
 夫婦のうち一人が一人っ子なら、
 二人目を持てるから・・・」

激しく崩れた山肌や、
放棄されたトンネルや橋、
大きな岩が転がる道、
その上に広がる、
どこまでも澄みきった青い空・・・。

あの地震は、こんなところで起こっていたんだ。

高い高い山間に少数民族と漢族が混住する場所。
政府が必死で復興した痕跡が伺える、
立派な高速道路に都会からの観光客の車が溢れる。
建国記念日のゴールデンウィークの渋滞を眺めながら、
ひとあし先に大都会へ帰った私たちでした。