今夜のゆえの作品(10歳9カ月)




俺は、今君に言った。
たしかに伝えたんだ。
「俺、いつか君をこわすよ」
君は微笑みかけて言った。
「それは無理よ
あなたはもうとっくにこわれているもの」
ねえ、気付かない?
あなたにはもう
手も足も心すら無いんだから。
そう言って君は
俺の世界から出て行った。

ああ、本当に俺をこわしてくれたのは君だというのに。
その日世界は色をうしなった。
帰ってきたのは「コドク」だった。

手も足も目も心ももう無いのに
イタクテ。イタクテ。
たまらないんだ