夜が瞳をひらく
果てしない闇が拡がる
行き場を失った言葉たちが
虚空を漂い消えてゆく

失われた私の輪郭を求めて
私は私を抱きしめる
飽食に病んだ空疎な身体の
儚くも空虚な手ごたえ

この闇の中で
私は私を引き受けよう
ありったけの言葉を掻き集めて
低い声で祝歌を謡おう

消え入りそうな私が
闇に呑まれた世界を言祝ぐ
紡いでも紡いでも
解けてゆく言葉を並べて

夜が瞳を閉じる
消えてゆく闇の中
祝歌を紡ぐ
私の声が聴こえる