こんにちは
下記の内容は一部宣伝要素が含まれますので、嫌な方はスルーしてください。
では。
本日、3月10日発売の「文藝春秋」(4月号)において、東京大学の鈴木教授が「 日本の食が危ない! 」という題目で30ページにわたり論文を一挙掲載しています。
この方、昔から日本の農業について考えておられ、自給率を上げろ農家を救うことが日本を救うことだ
という持論を展開している方です。
元農水省の官僚という経歴を持ち、目の前でアメリカとの農畜産物の輸入交渉を見てきた人です。
スロクマもこの方の講演を聞いたことがあります。
学者肌なので『それが出来たら日本の農業は守られる』『それは理想論』と思う部分はありますが、日本の農業に興味をお持ちの方は読んでみたら面白いかも知れません。(スロクマも内容は知りませんが、書いてあることは想像できます)
日本の農業を守るのは自給率を上げることであり、そのためには各個人が輸入品からの脱却をしなくてはいけない。
価格を追い続けた日本人は安いものを追求したことで、アメリカや中国に胃袋を掴まれ、輸出を止められたらすぐ飢え死にする状態になっている(自給率38%で先進国では最低水準
)てなことだと思います
とは言え、日本経済が低迷している中、国産の農畜産物だけで食生活が成り立つとは現実的に思えませんよね~
様々な外食チェーン店が輸入肉に頼らず、国産だけで賄おうとした場合、価格がいくらになるのか全国の店舗を賄えるだけの量を確保できるのか
という問題が出てきます。
1杯1,000円の牛丼やハンバーガーを気楽に食べられますか
外食でなくても普通のスーパーに行って一週間のお肉(牛、豚、鶏)の購入をすべてを国産で買おうとしたら、外国産と比較してどれくらい差が出るか今度計算してみてください。
20代の子供がいるご夫婦などは買えない金額になるか購入量が激減すると思います
理想と現実の差を埋めていくのが今後の政府の政策だと思いますが、日本の農業を救おうと思っている政府・官僚はほぼいないでしょうから今後も変わらないと思いますけどね(だってアメリカを怒らせたくないですから
)
生協ですら経営面を考えて、需要のある安い輸入牛肉の取り扱いをしています
5年後、10年後の食生活はどうなっているんでしょうね
では今週最後の透析に行ってきます