こんにちは
昨日の続きです
在宅透析のメリット・デメリットを考えてみた
まずはメリット
・透析回数を増やせる。
→病院での透析は最高月14回までという制限がありますが、在宅透析ではそれがありません。
毎日でも何時間でもOKです。
・食事や引水制限の緩和
→毎日透析と除水をするわけですから当たり前ですよね。
・家族との時間や仕事などをする時間が持てる。
→透析中でも家に居るわけですから家族と会話したり、必要に応じてパソコンなど仕事や読書など自分の時間を持てます。
・時間を自由に使える
→上記もその一つですが、自分のペースで透析時間を決められるってことが大きいですかね。
一日の中でも自分に合った時間に透析が可能。
普段は午後に透析してるけど、出かける用事があるから午前中もしくは夜に行うことが容易に可能。
・通院時間が無い
→そのままの意味です
・感染リスク軽減。
→通院しないことにより、新型コロナウィルスを始めとした様々な感染リスクが軽減されます。
人混みに出かければ同じことですけどね。
デメリットとして自分で穿刺を含む様々な管理をすることは前提として、それ以外では
・介助者が必要
→旦那さん、奥さんが圧倒的に多いと思いますが、透析の時間中はある程度拘束する
・介助者も知識が必要
→透析中の低血圧だったり、何かあった時の介助者なのでコンソールの扱い方や離脱、止血などの手技も取得しないとならない。
自分だけでなく介助者にも勉強して貰わなくちゃいけないんです。
・設置費用が必要
→場合によっては部屋の改修(多くは水回りと電気関係)が必要となります。
・ランニングコストがかかる
→自宅の水道や電気を使うので光熱費が嵩む
水道光熱費が値上がりする中、今後、どれくらいの自己負担額になるのか
・器材の廃棄処理
→ダイアライザーを始めとした機材の廃棄処理を行わなければなりません。
廃棄処理する場合は処理費用が掛かります。(医療廃棄物です)
病院に持ち込めば処理してくれる病院もあります。
簡単に書きましたが毎日透析を行うことで合併症の軽減や減薬も期待できると思います
在宅透析は自由に時間や回数を決められますが、自己管理が必要であり、自由と引き換えにお金がかかるということでしょうか
メリットがあることがわかっているけど、パートナー(介助者)の問題、設備環境の問題、お金の問題に加え、自己管理能力が必要なことが在宅透析が普及しない理由なんでしょう