こんにちは
今朝はラム肉について書いたが、ミートガイから仕入れたグラスフェッドビーフについても感想を書いてみる
まずグラスフェッドビーフとは…
基本、牛は草食動物です。なので草を食べていれば成長します。が、人間はそこに栄養価の高い穀物を与えて早く太らせようとします。また栄養価が高いので脂肪を蓄え、その脂肪の旨味で牛肉は美味しく感じます
なので最近は見た目のサシ(霜降り)での評価の他に、旨味も格付けに加えようという動きもあります
畜産農家ではこの旨味をどう上げるかという工夫がされています
日本古来の品種である黒毛和種(一般的に言われている和牛)はもともと農耕牛で、昔から粗食に耐えられるよう栄養価の低い牧草を食べても体内に脂肪を蓄積する体質となり、それを遺伝してきました
そこに栄養価の高い穀物を与えたらどうなるか
そう、体内への脂肪の蓄積が促進され、それがサシ(霜降り)と言われるものになりました
旨味だ肉汁だ
と言っていますが、基本あれは脂肪ですから
あまり使いませんが穀物中心に育てられた牛肉をグレインフェッドビーフ(穀物で飼育した牛肉)と言います。
一方、自然に近い形で牧草だけで飼育された牛をグラスフェッドビーフ(牧草で飼育した牛肉)と呼びます🐂
牧草は栄養価が低いため、余計な脂肪が蓄積せず、赤身肉本来の味が味わえると言われています
また、一般的な牛はあまり運動させずに飼育しますが、グラスフェッドビーフは多くの牧草を食べさせるため放牧を行い、動き回るため引き締まった肉質の牛肉だと言われています。
前置きが長くなりましたが、グラスフェッドビーフを食べた感想
・食感が硬い
ステーキには余計な脂肪分が無く、ハンバーグにおいてもつなぎが極力入ってないのでそう感じるのは当たり前なんですが
ただ胸やけ・胃もたれなどの消化不良を起こすことはありませんでした
150gのハンバーグを2個食べても胸焼け無し
・味
赤身肉の味を味わうという意味では間違いなく味わえます
・匂い
獣本来の匂いなのか、牧草の匂いなのか、普段食べている牛肉とはあきらかに違う匂いがします
慣れないと臭いと思うかもしれません
香辛料やソースを工夫し、ハンバーグは食パンなどのつなぎを加えれば美味しく食べられるのではないかと思いますが、どこまで手間をかけるかは疑問
でも胸焼けなどの消化不良を起こさないのは魅力です
辛口なコメントを書きましたが、口コミなどを拾ってもコスパが良いとか匂いが無く美味しい
とか良い評価の方が多いのも事実
ただスロクマの口には合わなかったということだとは思います
グラスフェッドビーフを食べて再認識したのが、日本の牛肉は美味しいということです
これはグレインフェッドビーフだからこその美味しさなんでしょう
和牛だけでなく、ホルスタインを食べてもそう思うのでグレインのおかげと言わざるを得ません。
人が食べられるトウモロコシとか大麦、大豆を食べさせているんだから美味しいよね
現在、飼料のほとんどを輸入に頼っている日本の畜産業
円安及び生産費(電気代など)の高騰で生産者の経営は今までにない厳しい状況になっています
実際高いので毎日食べることはできませんが、できるだけ日本産の牛肉を食べようと思うスロクマでした
では今週最初の透析に行ってきます