こんばんは
そろそろ基本に返ってこの話題を
このブログを書き始めたきっかけは、自分が透析導入時に多くの方のブログを読み、透析という物を少し理解して恐怖が無くなりました
その恩返しではないですが、これから透析を始める方、透析になって間もない方がこのブログを読んで、少しでも透析のことを理解してくれたらいいなという思いで書き始めましたので、たまにこういった基本的なことも書こうかと思います
DWとは?
ドライウエイト(DW)は「基礎体重」「適正体重」「目標体重」とも呼ばれ、「血液透析後の体重で、身体の中から余分な水分を取り除いた時の体重」の事とされています。
では何を基準にDWを決めるのか
1.顔や手足に浮腫みがない
2.心胸比が正常範囲(心臓が大きくない)
3.血圧がほぼ正常範囲(低すぎず高すぎず)
4.無理なく日常生活ができる(体調が良い)
代表的な物はこんな感じですかねぇ
hANPを計測して基準にしているところもありますが、これはこれで検査を伴うのでめんどい
上記2もレントゲンを撮らないと分からないので、これも手間がかかる
DWは日々変化するものだと思っているし、本当はむくみの自覚症状、血圧、体調で透析患者本人が判断できるようになると思います
水分を取りすぎた覚えが無いのに上記の症状が出る場合は痩せた(体内水分過多の状態)可能性があるのでDWを下げる必要が出てきます。
血圧が普段から低い、透析後に具合が悪くなるなどは太った(体内水分不足の状態)可能性があるのでDWを上げる必要が出てきます。
普段から人間の体重は増減を繰り返しているため透析中、透析後に「あれ今日は楽だな」「終わったけど身体がだるい
」「透析中に脚を攣った
」などを経験するかもしれません。
でもDWは毎回変えるわけにもいかないので、多少の無理は受け入れなければいけない場合もあります
DWはそうそう変えられないけど上記の1・3・4の自覚症状があるなら技師や看護師に相談し、その日の除水量を相談するのは有りかなと思います
透析は多くの方は病院で受けているので月・水・金、もしくは火・木・土のどちらかだと思います。
普通は中1日、日曜日が絡むと中2日となります。
透析を続けていくとオシッコが出なくなります。飲んだ分がほぼすべて体内に留まるわけです
その水分を透析で毒素と一緒に抜く(除水する)訳ですが、この増えが多いと透析時間内では抜き切れず、次回まで持ち越されます。
そうならないための基準として中1日の場合はDWの3%以内。中二日の場合は5%以内に体重の増加を抑えるよう指導されます。
思いのほか体重が増えてしまい、DWまで除水しようとすると身体が対応しきれず、脚が攣ったり、血圧の低下を引き起こしたり、最悪そのまま(この世と)バイバイすることもありますので気をつけてください
透析をしていくと毎回このDWや体重増(除水量)の話となるので、これがメインの治療と勘違いしますが、腎臓でしていた体内の毒素を除去することが大事な透析°治療だということも忘れないでください
毒素の除去の話はまた次の機会にでも書きたいと思います
(次があれば)