こんにちは、アクセスバーズ®プラクティショナーの佐々木将人です。
今回は私のお気に入りの戯曲である、メーテルリンク作「青い鳥」を
ご紹介したいと思います。
そう、チルチルとミチルが、見つけると幸せになれるといわれる青い鳥を探す旅を夢の中でする、あの有名なお話です。
役者をしている手前、シェークスピアやチェーホフなど、有名どころの戯曲は一通り
通っているのですが、中でもお気に入りの一冊がこの「青い鳥」なんです!
特に好きな場面がありますのでご紹介しますね。
それは第二幕、第三場 思い出の国の中の場面
チルチルとミチルは旅の途中、思い出の国というところにやってきました。そこで
亡くなった彼らのおじいさんおばあさんに出会います。
おばあさん・チルチルや、お前はまあ随分大きく、丈夫そうにおなりだねえ。
おじいさん・それからミチルも。ごらんこのきれいな髪を、かわいい目を。そしてこの子はなんとまあいい匂いがするじゃないか。
おばあさん・それで、とうさんや母さんはどうしてるね?
チルチル・元気だよ、おばあさん。僕たちが来るときはよく眠ってたよ。
おばあさん・まあ二人ともかわいらしく、こざっぱりとしてることねえ。母さんが洗ってくれたのかい?靴下にも穴ひとつあいてないよ。昔は私がよく繕ってやったものだよ。
どうしてもっとたびたび会いに来てくれないのかい?私たちはそれは楽しみにしてるのに。もう随分長いこと、みんな私たちのこと忘れているねえ。その間私たちは誰にも会えないのだよ。
ちるちる・僕たち来たくっても来られないんです。おばあさん、今日は妖女のおかげなんです。
おばあさん・わたしたちはいつでもここにいて、生きてる人たちがちょっとでも会いにきてくれるのを待ってるんだよ。でも、みんなたまにしか来てくれないからね。
お前たちが最後に来たのはあれはいつだったかね?ああ、あれは万聖節のときだったね。あのときはお寺の鐘が鳴って、、、
チルチル・万聖節のとき?僕たちあの日は出かけなかったよ。だってひどい風邪で寝てたんだもん。
おばあさん・でも、お前たちあの日わたしたちのこと思い出したろう?
チルチル・ええ。
おばあさん・それごらん。わたしたちのことを思い出してくれるだけでいいのだよ。そうすれば、いつでもわたしたちは目が覚めて、お前たちに会うことができるのだよ。
チルチル・なあんだ、それだけでいいのか。
おばあさん・でもお前、それぐらいのこと知っておいでだろう?
チルチル・ううん、僕知らなかったよ。
おばあさん・まあ、驚きましたね。あちらではまだ知らないなんて。
おじいさん・わしたちのころと変わりないのさ。生きてる人たちというのは他の世界のこととなると馬鹿げたことをいうからなあ。
チルチル・おじいさんたちいつでも眠ってるの?
おじいさん・そうだよ。随分よく眠るよ。そして生きてる人たちが思い出してくれて、目が覚めるのを待ってるんだよ。生涯を終えて眠るということは良いことだよ。だが、時々目が覚めるののもなかなか楽しみなものだがね。〜〜〜〜
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いかがでしたか?
この場面を読むと私もやはり、亡くなった祖母や祖父を思い出して、もし同じことが
起こっていたらなんか嬉しいなとか想像してしまいます。^ ^
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