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自然療法治療室 松本鍼灸接骨院のブログ

心と体の調和を図るケアを目的とした治療院&自然療法と家庭教育の普及のためのスクール。育児&育母の「チャイルドケア」の監修&講師。

鍼治療というと、主に腰痛、肩こり、関節痛などを軽減するものと
思われているようですが、

「頭痛」

にも効果があります。


実は私も先日、久しぶりに頭痛を経験しました。

休診日の午後、妻と車で実家に向かって運転中に違和感。
徐々に首すじから後頭部にかけて重く鈍い痛みが・・・
グワンとした鈍い痛みが走りました。

いわゆる緊張型頭痛。


ストレスか、疲れが溜まっていたからか?

そういえば数日前から普段感じない肩こり感が・・・


熱中症?


水分、塩分補給にも気を使っているし・・・

実家に着いて、
両親と食事に出かけたのですが、
メニューを見ていても徐々に悪化、

顔色も悪くなり両親、妻にも心配される始末。

食欲もなくなり、注文した食事もすべて平らげることができませんでした。
頭痛でこんなにしんどくなったことは初めてでした。


実は、父は鍼灸師です。私よりもずっと経験豊かですから
その父に治療をしてもらうことにしました。


後頭部や首、肩や背中に的確な鍼治療

得気(とっき)という鍼治療独特の患部への響きが何とも言えず、

ウトウトまどろんでしまいました。


やっぱり鍼は気持ちがいい。

治療後少し横になり1時間位眠ったところ

起きてみると頭痛が半減

さすが父です。さすが鍼治療。


帰りの運転もスッキリでした。


今年80歳になる父、

話をしながらも手際よく鍼をうつ感じは、まだまだ現役です。

そろそろ引退も考えているようですが

患者さんから切望されている限り、継続していくだろうなと思っています。
やはり
痛みを伴い、藁をもつかむ気持ちで治療にこられた方が
笑顔で「ありがとう」と帰られるのは
治療家冥利につきます。
治療家としていちばんうれしいことです。
私もそれを実感しているので、
父の気持ちがとても良く分かります。


父の年になるまであと30年、

父を超える治療家になりたいと思っています。
なかなか超えられない山があることは
励みにもなります。


ここで、頭痛について少し

日本では現在、約3000万人以上が「頭痛持ち」であるといわれています。

当院にも頭痛の患者さんが多く

鍼治療の効果を実感されています。


しかし、一般に頭痛に鍼灸院という選択肢はまだないのが現実。

病院にもいかず頭痛薬に頼る方も多い。

頭痛薬のCMが当たり前のように流れ
気軽にドラッグストアで手にはいってしまうので
薬というものに対して、慎重さにかけるようにも思います。
薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)ということもありますから
薬との関わりには十分注意したいものです。


当院にも20年、30年と頭痛薬を使っている方が来院されます。

案外、薬を手にいれやすい医療関係者に多く見られます。
長年、薬に依存してきた方が薬から離れることは
なかなか難しいこともありますが
鍼治療によりお薬を飲まなくても良くなる方も多く見られます。

ここで注意したいのは、急に激しい頭痛が始まったり、

長期間の頭痛で悩まされている方は、

鍼灸院を訪ねる前に一度、頭痛外来や脳神経外科などで

検査を受けていただく必要があります。


頭痛には 

1次性の頭痛(片頭痛・緊張型頭痛・群発性頭痛)

2次性の頭痛(脳の異常、くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎など)


がありますが、

2次性の頭痛は命に係わることもあります、もちろん鍼や手技療法の適応外です。


病院の検査で

基礎疾患のない1次性の頭痛には鍼治療をお勧めします。

刺す鍼が苦手な方には刺さない鍼「てい鍼」や

頭痛の原因になっている

筋の緊張を緩和させる手技により対応させていただきます。


最近は子供の頭痛も深刻になっています。
眼精疲労や肩こりなどが原因になっていることも多いですね。
子供への治療は「てい鍼」や、手技が中心です。
本当は、たくさん眠って、体を使って遊んで・・・・
そんな時間があれば、治療はいらなくなるのかもしれません。

いろいろなケースがありますから
しっかりお話を伺い、治療をさせていただきます。

お悩みの方はぜひ、ご連絡ください。