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自然療法治療室 松本鍼灸接骨院のブログ

心と体の調和を図るケアを目的とした治療院&自然療法と家庭教育の普及のためのスクール。育児&育母の「チャイルドケア」の監修&講師。

以前「おなかについて」について、ブログで書きましたが、
今回は「背中のこと」を書きます。
多くの患者さんが様々な症状を訴える場所です。

肩こり、背中の痛みやこり、腰痛など多くの方が
何かしら症状を感じやすい所です。
東洋医学的には、六臓六腑(あえて、六臓六腑としています)の
反応が現れる「ツボ」のある場所でもあります。

「胃の調子が悪くて、背中が苦しい」

「喘息があり、肩甲骨の間が苦しい」

「長時間のデスクワークで背中が苦しい」

上記のような主訴が多くあります。
注意しなければならないのは
背中の痛みが何か重篤な疾患のサインかもしれません。

「高齢者の場合、骨粗鬆症による脊椎の圧迫骨折」

「脊椎腫瘍」

「ゴルフのスイングによる肋骨の骨折」

「種々の内臓疾患の症状が背中の痛みとして現れたもの」

来院された患者さんの中にも、上記のような疾患の疑いのある方は、
整形外科等に紹介して検査していただいた結果、
鍼治療やマッサージの適応外であったことも多く経験しています。
鍼灸や手技療法が適さない事もあるので、痛みを慎重に見分けなければなりません。
手軽に近所のマッサージや整体を受けて、かえって痛めてしまったということも
少なくないからです。

当院の場合は、来院される方のほとんどは、
腰痛、首・肩こり、疲労、ストレスなどによる精神的な症状です。
そして、自律神経に関わる症状、
胃腸などの臓器の症状が背中の痛みやこり、
張り、息苦しい感じなどの症状として現れたものです。

定期的に来院されている方の場合、背中を診ると体調の変化がわかります。
背中が何かを訴えてきます。
既に身体に何かしらの違和感を感じている場合、
あるいは気が付かないでいる場合も
私が背中に触れて触診していると

患者さんが「そこだったんだ~」と言うことがあります。

手や足と違い、背中の違和感がある場合は
患者さんも自分では細かく確認することができません。
背中の鍼治療、手技治療をすると多くの方が深いため息をつかれます。

「ふ~っ」とため息をつきながら

「何か、悪いものが出ていったみたい。」

「生き返った~」

「また、頑張れる~」

「血が流れている感じ~」

「息ができる~」と。


治療の後は、顔色がとても良くなります。
背中の治療は痛み、こり等の改善の他にも
内臓の不調や過度なストレスにより
緊張した交感神経を緩めることにも繋がります。
呼吸も楽に出来るようになります。

なんとなく背中の違和感を感じ、
体調がすぐれない場合は未病の状態にあります。

背中に何か「言い分」があるかもしれません

自分の分身がいたら、自分の背中の治療ができるのに・・・と
思ったりしています。
自分の背中をみて、ダメだししてしまうかもしれません(笑)

夏バテも背中に出やすいです。
背中の言い分を聞いてあげてくださいね。
ご来院をお待ちしております。


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