4回にわたり、
「冷え症」と鍼灸についてのお話をさせていただきました。
今日は治療について簡単にお話したいと思います。
「冷え性」の改善には根気がいります。
実はそんなに簡単に改善されるわけでもありません。
一時的にさまざまなツールを使ったり、
着るものを工夫したり、身体を温める食事に切り替えて
症状がおさまることもありますが、
しっかり改善させる為には
特に長年の「冷え性」の場合には
月単位の期間が必要となります。
鍼灸の治療としては、
鍼やお灸(温灸)を用いて
お腹、背中、腰、膝周り、足首周りの「つぼ」を刺激して
五臓六腑を整え、
「気・血・水」の巡りを良くします。
身体の「気・血・水」の巡り良くすることが何よりも大切になります。
巡りの良い状態を身体がきちんと覚える為には時間がかかります。
一時的な治療、ケアでは、
身体はまた「冷え」に傾いてきます。
そのためには、
鍼灸院だけではなく ホームケアに取り入れ
自宅(家庭内)でケアをしていただくことです。
当院では有効なセルフケアのご提案として
自宅でお灸(温灸)をしていただく事をおすすめしています。
現代の家庭ではすっかりなじみがなくなってしまった「お灸」ですが
一昔前はホームケア、家庭治療に役立っていました。
銭湯に行くと、背中に大きなお灸痕のあるお年寄りもよく見かけました。
今はあのように大きなお灸の痕を残すような方法は行いません。
穏やかな温かさでケアします。
今は家庭でも気軽にできるお灸も売られています。
どなたでも手軽にできる方法ですが
少しコツはあります。
当院では症状別に「つぼ」の場所、お灸(温灸)の使い方も指導しています。
「冷え性」またそれに関わる症状でお悩みの方は是非、当院にご相談ください。
一度お灸(温灸)を体験をしてみませんか?
これからの時期は、お灸(温灸)のファンが増えます。