先日「認知症サポーター養成講座」に参加しました。
2025年に700万人、高齢者の5人に一人
2015年1月7日に厚生労働省が明らかにした認知症の人の数です
他人事ではありません。
誰もがこれからは何らかの形で認知症の方と関わりを持つことになると思います
仕事柄、認知症の方と関わることも多いのですが
特に認知症の方の身体の痛みについてご家族からの相談が多く
「家のおばあちゃんが膝が痛そうなんですけど、
病院で検査しても特に異常なし、
年齢的なものでしょうがないと言われシップを渡されました、
何か治療方はありませんか?」
認知症の方は身体の痛み、症状を伝える事が難しいことがあります。
治療院の待合室でご家族が「おばあちゃん本当に痛いの?」と
確認していることもあります。
治療を依頼され、ご本人に問診してもご自身の身体の痛み、
症状を表現することも難しく戸惑っています。
認知症の方の症状を確認するためには、
身体の動き、表情、痛みの場所に触れて痛みの有無の確認(表情)が
重要になります。
痛みが少なくなれば動き方も変わり、
痛みのあった場所に触れても表情も変わらなくなります。
客観的に症状が改善されているように見えても、
ご本人は「まだ痛い、痛い」と言われることがありますので
毎日近くで見守っているご家族のご苦労は本当に大変なものです。
治療家も認知症について学ぶ必要があり
今現在認知症の方と関わりの無い方も正しい知識をもち
認知症を理解する必要があります。
現在「認知症サポーターキャラバン」が、全国で展開されています。
厚生労働省では認知症サポーターの受講目標を2017年末迄に
800万人としていて2014年末には580万人が受講されているようです。
認知症を理解し、認知症の人や家族を見守る、
認知症サポーターが一人でも増えていくことができればよいと思います。