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私と家庭と地球のケア

チャイルドケア講師でセラピストのミセスカモミールが、自然療法と家庭教育で日々の暮らしをていねいに考えていくブログ。

その昔・・・
「おかあさん」というとてつもない
偉大で甘くてあたたかい言葉の響きに
かなりの重圧を抱えていました。

子どもを産んだときに
物理的に「おかあさん」になった私は
その言葉を言われるたびに
自己嫌悪に陥り
得体のしれない存在に
とても怯えていたように思います。

だから「ママ」という少しカジュアルな言葉で
逃げていたのだと思います。

「ママ」だけど「おかあさん」じゃない。

言葉にまつわる自分の思いや思い込みはあるもので、
置き換えるだけで
だいぶ楽になりました。

私は「おかあさん」になれるのかしら・・・・・。

それは私のイメージする「おかあさん像」そのもので

「おかあさん」とは、

強くて、朗らかで、あたたかくて、優しくて、厳しくて、
何でも受け入れてくれて…

守ってもらえる存在。

女性性の象徴を私は「おかあさん」に当てはめていたのかもしれません。
自分の母にそんなことを尋ねた時に
「私だって、不安だったわよ」と言われました。

私は母になる重圧を勝手に背負って、
勝手に理想像に縛られてしまっていたんですね。

それからは私は私なりの「おかあさん」になる努力をしようと思いました。

今は「おかあさん」と呼ばれる言葉の甘い響きを
心地よく感じれるようになりました。

それは

照れくさくて、

甘酸っぱくて、

誇らしくて

そしてうれしい。

「おかあさん」と呼ばれることは、
何も自分の子どもだけとは限りません。
動物病院に行っても
愛犬の飼い主である私は
「おかあさん」と呼ばれます。

子どもたちの友達にも呼ばれるし

八百屋さんでも
以前は
「お嬢さん」
「おねえさん」
「奥さん」でしたが

最近は ふふふ
「おかあさん」って呼ばれることもあります。(年をとっただけだけど)

いろんな人の「おかあさん」になれてきたのかしら?

それがちょっと心地よくなってきました。
がんばってきたこともあるけれど、
単純に経験を重ねて、
自分のことだけじゃない甘い・辛いも経験して
社会や環境に興味をもって
自分のことのように怒ったり、喜んだりして
そういう積み重ねが
「おかあさん」を作ってくれているように思います。

チャイルドケアを指導していると
若いおかあさんたちが
泣きながら自分の子育て不安を伝えてくれることもあります。

カウンセリングでも子育て不安による相談が多いです。

皆同じなんですね。
ものすごい責任を背負っているのです。
でも、
この重圧を感じることが「おかあさん」の最初のお仕事かもしれません。

そして、日々、経験を重ねていくことで
責任を手放すのではなく、
責任ある仕事を乗り越えているから

そうして
ちゃんと「おかあさん」になっていくのです。

あんなに泣いて不安でいた若いおかあさんたちが
今はさらに若いお母さんを励ましている姿をみると

「あぁ…この人おかあさんになったなぁ~」って感動することも多々あります。

チャイルドケアは、「おかあさん」になる流れも知ることができるんですね。
たくさんの子どもたちと「おかあさん」を見守っていきたい。
そのために私も
自分の中の「おかあさん」を
腹くくって、肝っ玉据えて、しっかり育もうと思います。

私の旦那さんの方が「おかあさん」みたいなときがありますけどね。
きっと
男性、女性限らず、
「おかあさん」とは、生命に必要なエネルギーのような感覚なんだと思います。