今日もポートレイトですよ
今日の結婚式から4カット。
最近このブログで流行っているポートレイトシリーズです。
式前と、披露宴後。
二人の存在感や雰囲気をなるべく素直に表現したくて、ポートレイトはいつもどおりシンプルに。
ここの会場は写真を撮る時間が比較的長く用意されていたので、少しゆっくりめに二人の写真を撮ることができました。
日本では、学校教育のなかで写真をちゃんと勉強する機会がないからか、結婚式場やレストランなどのスタッフの方たちの写真に対する理解が少ないと僕は思っていて、「写真を撮る=シャッターを押す」と思っている人が多いです。
だから、1年も前から申込みや準備をしてきているのに、蓋を開けてみれば当日二人の写真を撮る時間がたったの5分しかないとか、ひどい場合には進行が遅れてそのなけなしの5分が1カットになってしまった、とかいったことがままあります。
写真とはなんぞや、という定義付けを僕がすることなんて大変おこがましいので、そんなことはここでは書きませんが、写真を撮るという行為はとてもたくさんの要素から成り立っていて、むしろシャッターを押すまでの時間が大切だと僕は思っています。
それは要するに、事前打合せの段階から二人との関係を築く行為が始まり、カップルによってはエンゲージメントフォトを撮影して数時間をともにし、その後当日を迎えて、お支度風景を撮影しながらさらに新郎新婦との距離を縮め、さあ二人の写真を撮りましょうというタイミングになったときに、自分と新郎新婦とのその時の距離感で撮れる写真をイメージして、光や構図を頭に入れつつ、会話をしながら、あるいは二人に会話をしてもらいながらシャッターを押す。
塵も積もれば、、、というやつで、コツコツと二人との信頼関係を作っていく、ということが写真を撮る上で一番大事なんだと思います。
これは、僕がウェディングを始める前に撮っていた海外でのドキュメンタリー撮影で学んだことです。
だから、当日、はいこんにちはカメラマンです、写真撮りますね、はい笑って、はい横向いて、とかそんな暴力的なものではないのです。
と、今回の新郎新婦と関係ないところに話がいってしまいましたね。。。
まあ何はともあれ、僕は僕のできることを少しずつやっていくしかありません。
グチグチ言わずに、自分は自分のスタイルで、いい写真をたくさん撮って新郎新婦に喜んでもらえればなと思います!


