結婚式の写真で大切なこと
結婚式のカメラマンにとって一番大切なものは、二人を思う気持ち。
その思いを具現化するために必要なのが、経験やテクニック。
この順序を間違えてはいけない、と日々自分に言い聞かせています。
「うまい写真」と「いい写真」っていうのは全く別の次元のものだと僕は思っていて、
うまい写真＝誰もが「おぉ～かっこいい」などと思うような技術的に優れた写真で、
いい写真＝見た人が心温まるような、愛情を始めとする人の思いが写しこまれた写真、
という具合に自分の中では区別しています。
そして、僕が常々撮りたいと思っているのは後者。
スポットライトが当たる中キャンドルサービスをする二人をかっこよく撮るのも好きですが、
それより好きなのは、指輪交換の時に新婦が新郎に指輪を付け終わった後に新郎を見つめるときの安堵の表情とか、披露宴が終了して二人が退場した後に流れる当日の挙式映像を外からこっそり見ている二人の「あぁ、本当に自分たちの結婚式が終わったんだなぁ」というなんともいえぬ思いの顔。。。
もっともっとあります。
かっこいい写真やきれいな写真を撮ろうと思ったら、別の日にロケーション・フォトをすることもできますが、結婚式当日のこうした表情は、この日のこの一瞬だけのもの。
そういうシーンを逃さず切り取って写真に残していくのが、結婚式のスナップカメラマンの仕事だと思っています。
なんかちょっと真面目なことを書いちゃいましたが、今後もこうした気持ちを忘れぬように残しておきます。
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