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【本ブログのテーマ分類】
・がん治療情報: 注目のがん治療情報
・がん治療記録: まさごん治療記録
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・家計: がんと家計
・雑談: がんとは無関係な話
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まさごんです。
骨転移による痛みの緩和を目的とした放射線治療が終わりました。私はこれまでに大腸がん原発巣の切除手術、抗癌剤治療をやってきていますので、今回 の放射線でいわゆるがんの3大標準治療(手術、抗癌剤、放射線)を全て経験したことになります。いずれも根治が目的ではないとはいえ、今や標準治療の申し子と名乗ってもよいかもしれません😉
そんな私ですが、がん告知を受けてしばらくは標準治療以外の治療法に活路を見出そうと必死でした。がんへの知識ゼロから始まった闘病生活。かじり始めた情報を見て、ステージ4を相手に標準治療だけではダメだと思い込んでいました。それに、ネットで調べても希望を持たせてくれるようなことを書いているサイトは自由診療のものばかり。まだまだ厳しい現実を消化しきれていない時期、優しい言葉に吸い寄せられます。
そんなこんなで実は原発巣を取ったときに、標準治療ではない免疫療法用にがん組織を冷凍保管するところまで行きました。以前松竹さんが記事にしていたところの「効果が証明されていない免疫療法」用です。
がんと付き合い始めて、まだ2週間くらいしか経っていない頃。私としても色々と思うところはありましたが、当時の主治医も私が藁かもしれないと分かった上ですがっていることまで理解して、細胞の採取に手を貸してくださいました。費用的には保管まではタダみたいなもんです。
その後、情報を集めるにつれてこの治療法の優先度は私の中では下がりました。治療の効果については私からは何とも言えませんが、費用が高いのは事実ですしね。その代わり、可能であればエビデンスがあるほうの免疫治療法、免疫チェックポイント阻害薬を試したいという気持ちが出てきます。抗癌剤や分子標的薬がなかなかうまくいかない中で、作用機序の異なる治療を試してみたい。自分にはまだ充分な免疫力があるはずだという思いです。
免疫チェックポイント阻害薬は、今や標準治療としての地位をしっかりと確立しています。もっとも、こちらも保険適応がなければバカ高い薬価が障壁です。私はMSI-Hではありません。健保の庇護から外れると、森元首相のように「新薬オプジーボ? よし、俺で試してみろ。」なーんて具合には、簡単にはいきません。
しっかりエビデンスがあるので、効かないものは効かないとはっきり判っている。効くものは保険適応になっているか、これからなる。効きそうだけどまだ保険適応になっていないものを、自由診療や治験で先取りできるか。例えば、今回のように放射線治療をして、その後に免疫チェックポイント阻害薬を自費で頑張って少しの期間だけでも試せれば、いわゆる免疫放射線療法と同じようなことにならないか? その前に何らかの治験に入れれば一番いいような気もするけど。
なーんてことを、膵臓がんのハマリョウさんの挑戦を読んで考えたりしています。ハマリョウさん、いつも勉強させてもらっています。頑張ってください!