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まさごんです。
BRAF V600E遺伝子変異陽性の転移性大腸がんに対する療法に関して、論文発表の記事が出ています。
イリノテカン、セツキシマブにBRAF阻害薬ベムラフェニブを併用する療法だそうです。SWOG S1406試験の結果。
2017年に学会発表された内容プラスアルファで論文にしたのでしょうかね。
少し古いですが、以下の論文の表3にBRAF変異陽性大腸がんの臨床試験結果がまとめられています。SWOG S1406試験もありますね。「進行再発大腸癌に対する新規分子標的薬の開発」
この表を見る限りは、BRAF阻害薬系のレジメンではやはり承認済みのビラフトビ、セツキシマブ、メクトビの奏功率が高い(BEACON CRC試験)。でも、表にはまだ載っていないけど全生存期間OS中央値は9ヶ月、無増悪生存期間PFS中央値4.3ヶ月だから、そこは大差ないのかな。
しかしBRAF変異陽性大腸がんなんて、大腸がんの中での割合は低いのに開発は盛んなんですね。大腸がんという母数が大きいからか? 私としてはありがたい話です。