まさごんです。
書き溜めていた幾つかの文章の中から、昨日からの流れで上げます。
突然ですが私は技術者です。ある種の工業製品を、世界の競合企業に先んじて世に出すために研究開発を行ってきました。
ものの道理に反する主張はバッサリ切り捨て。製品化するには、逆に理論だけ立派でもダメです。最終的には自分の目で繰り返し確認できること。これを頼りに20年間仕事をしてきました。
癌になって、死について考えない人はいないでしょう。私も考えます。自分なりにどう死を消化するか。病気になる前の私の考えは「死んだらオシマイ、生前と同じく無が広がるのみ」。でもそれって本人にとっても、周りの人にとっても寂しい解釈に感じます。
もしもそうすべき時期が来たら、子供には「死んだら天国に行きます。天国はあります。本当に本当です。とっても居心地が良いところなんだって。」と話すつもりです。「もし、もしも、お父さんが死んじゃっても、天国からみんなを見守ってるからね」とも。
そして、自分でもそう考えるようにしています。ものの道理には反していても、自分の目で確かめることはできなくても、この件に関してはそれでいいと思うのです。
我が家で持っている絵本に、ヨシタケシンスケさんの「このあと どうしちゃおう」という一冊があります。たまたま子供が作者のファンなので買っていたのですが、私は大人が読んでもいい本だと思います。
予備知識なく読んだ方が面白いと思うので、内容についてはここでは触れません。どなたに対してもお勧めできる一冊です。有名な絵本作家さんなので、少し大きい本屋なら扱っていると思います。