まさごんです。
私のがんのことを子供たちへどう話すか。これはとっても難しいです。長男は11歳なので、がんについてある程度の知識はあるようです。次男は5歳、知識ゼロと思っていいです。
我が家では長男には私ががんであること、手術をしたが、がんは体の中に残っていること、これをやっつけるために抗がん剤で治療をしていること、治療には時間がかかること、を伝えています。
先日長男と2人で散歩しているときに少し話した内容です。私の経験では、散歩しているときは話しやすいです。
私: 父さんのがんね、薬がよく効いてるみたい。
長男: 良かった! で、がんって良性なの?
私: 悪性(がんだからね)。
長男: えっ!? ヤバいじゃん!
私: そう、簡単じゃないみたいなんだよ。治療はすぐには終わらなくて、長い時間続くと思う。何か分かったら教えるから、また話そうね。
長男: うん。。分かった。
今はこのくらいでいいと思っています。先のことは私自身分かりませんし、もちろん諦めたわけでもない。まずは現時点の事実を伝えるようにしています。生死に関わる問題であることは、長男は分かっているようです。
治療状況が変わってくれば、ある程度の見通しまで話さないといけないときがくるのかもしれません。まだ、今ではないと思っています。
次男には、私が入院中に妻が絵本を使って話をしたようです。これからも家族で話はしようと思いますが、少なくとも現時点では、次男よりは長男のほうがケアの必要性が高いのかなーと見ています。まず五歳児次男、人の話を聞きません(笑)。長男は甘えてくることが増えてきました。
病院でも相談に乗ってくれます。写真のような冊子もくれました。左はHope TreeというNPO法人、右は放送大学大学院 臨床心理学プログラム 小林研究室の発行です。どちらも参考になります。幼児に話をするための絵本も世の中には多くあるようです。
我が家では子供の通う小学校、保育園にも私の病気のことを話し、子供たちの様子に変化がないか見てもらっています。担任の先生もよくケアしてくださるので助かっています。小学校の担任の先生は、時々電話で学校での子供の様子を教えて下さいます。少なくとも先生方には病気のことはオープンにして、助けてもらうのが吉と思います。
ちなみに周りにはドンドン助けてもらっちゃおう、が、今の私の考えです。いずれ書くことがあるかもしれませんが、がん発覚前とは180度変わりました。
キャンサーペアレンツという、子供を持つがん患者の団体があります。ここで皆に相談すれば、子供へ伝える際のノウハウを教えてもらえるかも。私もがん発覚時にアカウントは作ったのですが、当時の辛い記憶と結びついてしまって触りづらく、なかなかログインできていません。
子供にはもちろん性格、個性があります。優しい子、知りたがりの子、心配性の子。うちの子たちは心優しい(親バカです)ので、慎重にいきたいと思います。