ハーフを過ぎて霞ヶ浦沿いの道を走るようになっても、そらもこの応援がなかった。
コースマップを見るに、中間点を過ぎて霞ヶ浦沿いの道にランナーが行ってしまうと、規制とかで車は入って来れなさそうだし、何かあったのかなあ、と心配になってきた。
そう思っていたらレンコン農家の庭なのかは定かではないけど、民家と民家のあいだにポッカリと空いた他の応援者もいないようにスペースに現れたそらもこ！
びっくらこかされた！
抱えられたモコはいつもの怪訝そうな顔を浮かべていたけれども、ここまで道中の仮想モコチャージとは違う真のモコチャージをもらって、不意打ちのこうかはばつぐんだ！
こんな笑顔になりもする
25kmを通過し、ペースは坂の上げ下げでブレたりもするけれども、大体手元の自動ラップで平均的に4分50秒を切っている。
サブ325への貯金を少しずつ積み上げつつ、はちさんもトレインの誰よりもピッチが少ないストライド走法でパワフルに走る。
ちなみに僕はハーフ以下の距離ではオモックソストライドに頼るが、月間走行100kmで距離耐性が無さすぎるのでフルはピッチ走法。今回も全行程180spm以上。
練習しっかり積んでるはちさんと同じ走り方をしたら確実に潰れますので、横で走っていてもピッチは同調しないようにする。
かっきぃパイセンのペーサープランは（乗る予定でなかったので）事前には全く聞いていなかったが、道中走りながら聞く分に、どうやら30kmまではキロ450アンダーで行って、30km以降はキロ455で粘り倒す作戦らしい。
そして、30kmまで難なく設定ペースではちさんは走ってみせた！
しかし、ベスト更新勝負の土俵に登ったはちさんだけれど、土俵の上は日陰もなく風も無い、真夏でかんかん照りの土手みたいな農道だった。
たしか30kmを通過した時、ヨッチさんがポジティブLOVE理論コーチングで「あと1時間だよ！」と声がけをなさってた。
あ、あと1時間かあ……(なっげ)
僕もあまり余裕はないようだ。
30kmを過ぎてからはとにかく暑くて、基本両手で給水を取り、余ったらはちさんに渡すようにした。
「はちさんへの給水渡し係」と自己設定して、潰れちゃいけないプレッシャーを自らに課す作戦。
パイセンが「前によーよさん、格上ランナーの背中が見えてきましたよ！」と、お知り合いランナーさんを捉えつつあることをはちさんに伝える。
3時間20分を切って走るランナーさんの様子。
この日のコースコンディションから言って、ベストから5〜10分落ちが普通。
ベスト更新ペースのはちさんが奇跡なんであって、よーよさんも精一杯の走りのはずだ。
よーよさんに近いて横に並んだところでパイセンが「よーよさん！×5回」と呼びかける。
しかし返事がない。
パイセンがさらに「よーよさん！×5回」呼びかける
やっぱり返事がない。
それでもまだ呼びかけようとするので流石に止めるw
「やめなさいってしんどいとこなんだから！」
と、そんなごちゃごちゃとしたやり取りは耳に入った様子のよーよさんが気づいて
「ああ、かっきぃさん！」
あと少し頑張りましょう！と励ますと息をふきかえし、2度と追いつかなかったスゴイ！
ここら辺から無言でトレインに着いてきていた無賃乗車員たちが自己申告をし始める！
「息が荒くてすいません！付かせてください！」「どうぞどうぞ！」
「一緒に走ってた友達に置いてかれちゃいました！」「一緒に追いつきましょう！」
「しょっちゃんと同じTシャツ(なるT)の人いたからついてったよ！」「この時言ってください！(＞_＜)」
つづく