7月7日(水) 武蔵小杉で飲んだ日の続き

 

 

いつもなら記憶を無くす飲み会の後半なんだけど、今回はわりと記憶が残っていて、大丈夫だったのかもしれない。

 

どのくらい大丈夫だったかというと、先月買い替えたダイニングテーブル。

古いダイニングテーブルは香川に行く前の週に出しそびれ、粗大ゴミ再収集日が翌朝だったんだけど、石川町の自宅に帰ってから収集シールを貼りつけて、ゴミ置き場に運んだ。

っていうくらいには大丈夫だった。

 

お酒を節制したっていうよりは、(比較的)早い時間に帰ったから大丈夫だったんだと思われる。

 

 

そんな大丈夫だった夜の記憶はというと。

キクチさんが「(今やっている朝ドラの)おかえりモネは名作だ。」っておっしゃっていたのを覚えている。

 

 

おかえりモネは、宮城県の気仙沼市=海、登米市=山で、海と山を舞台とした対比もしくは往き来、が描かれていて。

登米市はガンプ実家がある栗原市のとなりにあって、超絶地元のお話なのだ。

 

だからもちろん、今回の朝ドラは録画して週末とかにまとめて視ている。

 

 

地元の人間としては、ドラマの描写に多少違和感もあって。

方言の再現が役者さんによってマチマチだったり、そもそも「山」の舞台として扱われる登米市がたいして山じゃない件だったり。

 

(宮城で山っつったらまず蔵王!その次さ船形とかうぢの市にある栗駒山だべっちゃ。山さ撮るなら登米でねぐ栗原撮れでば!)

 

 

隣の市出身のやっかみ目線もあって、序盤2週目までの地味静かな展開にすこし退屈さを感じた。

 

 

東北地方を舞台とした朝ドラと言えば近年では鉄板の「あまちゃん」があって。

 

最初から最後まで怒濤の展開を繰り広げたパワフル名作とどうしたって比較してしまうので、おかえりモネの静かな展開が、どうしたって退屈さに変換されて頭に残ってしまう序盤だった。

 

 

しかし6月下旬に香川から横浜に戻って。

おかえりモネの4週目からの話をまとめて視て。

 

音楽に没頭していたモネの高校時代。

同じく音楽を通じて出会った父と母。

山の仕事をしながら気象予報士を目指すモネ。

診療所の若い男性医師に勉強を教わるモネ。

 

それまでの3週、凪展開でほとんど語られなかった過去が明らかになり、どんどんと登場人物への感情移入が進んでいく。

 

 

そんで、今週の超展開

 

 

 

 

 

 

いんやぁ、おかえりモネも名作だけどこのキクチヒロシエントリも名作だべ。

 

 

所詮ドラマ、フィクションで、でも例えフィクションでもここまで東日本大震災のリアルに踏み込もうとしたドラマは、当時被災とは離れた場所にいて、んで、今現在もっと離れた香川の家に入りよけいに地元から離れた自分だけれども、だからこそ多分「周りがなんもしてやれねぇ」ってのが浮き立つ場面だから、浸み入ってきたんだ。

じゃないかなぁ。

 

 

「おれは立ち直らねえよ。絶対に立ち直らねえよ!くそぉ!」

 

 

アルコール中毒から立ち直って人として構成する事は世の中的な正義。

けど、立ち直るって事を、震災で亡くなった奥さんを置いて立ち去って行く事と同義の様に感じる彼にとってはそうじゃない。

 

 

 

繋がらないようで、それでも乏しい知識ながらおぼろげに繋がるような気がしているので、無理やり繋げるが。

 

これから臨もうとしている行政書士試験の勉強の法律用語で「公共の福祉」という概念がある。

 

 

この国では憲法で保障される自由があって、その自由というのが。

 

「精神的自由」-思想・信教・表現・学問の自由

「経済的自由」-居住・移転・職業選択・外国移住・旅行・財産権の自由

「人身の自由」-奴隷的拘束・法定手続き・逮捕等に対する自由

 

大きく分けてこの3つらしい。

 

 

んで、それらの自由が保障される範囲が「公共の福祉」に反しない範囲で、っていうのがあって、じゃあ公共の福祉って一体何なんだよ?ってのを規定しているのが法律、っていう大雑把な理解なんですけれどもね。

 

りょーちんの父ちゃん(浅野忠信)は、どっからどう見てもダメ父ちゃんで、いつまでも新しい漁船と母ちゃんの事を忘れられずに呑んだくれてばっかで。

 

でも、その彼が公共の福祉に反しているかっていうと微妙なところで。

もちろん酔っぱらって傷害事件とかを犯したりしたら黒だろうが。

酔っぱらって暴言吐いたり周囲に介抱してもらって面倒掛ける分では、はっきり黒と言えんの?ほんとに言えんの?

 

 

っていうところに、まさにこれから飛び込んで行くことになるんだろうか。

 

 

しかし勉強する前からある程度見えていたりもして。

 

黒・あるいはグレーなところにいる人たちを断罪したい、っていうような考えはこれっぽっちも一切合切まったくといっていい程なくて。

 

立ち直りたいと思う人の意思があれば、そのサポートをするっていうイメージをざっくりといっちさんとかと話した分には抱いており。

 

 

同時ににっちもさっちも行かないそらさんや自分をも立ち直らせてぇ!!って思いもあるのがこれより勉強を開始しようっていう現時点の本音だw

 

 

(ってので、しばらく不定期更新になります。)

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ

にほんブログ村