いつからだろう。
「帰宅エラー部員」というような呼ばれ方をされるようになったのは。
節操なくいろんな場所に顔を出しまくった昨年からだろうけれども。
お酒をたらふく飲んだあと、電車のり過ごしからのヴェイパータクシー帰宅や、気力の限り頑張ったのだけれども涙をのんでのDNF(ネカフェ宿泊)を繰り返しすぎたのだ。
帰宅部(きたくぶ)とは、クラブ活動(部活動)が強制されていない学校で、放課後の部活動をせずに帰宅すること、およびどの部活動にも所属していない児童・生徒を意味する俗語。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いまの僕は学校に通う身でもないので、俗称で使われる「帰宅部」ではないのだけれども、見方を変えればかえる自宅がある人はみんな「帰宅部」だ。
人間みんな帰宅部。
とでも言ってみる。
取手、勝田、橋本
いままで僕が訪れた各電車の終着駅には、
たくさんの帰宅部仲間がひしめき合い、
我先にとヴェイパータクシーにライドオンすべく、しのぎを削っていた。
僕の周りにも、想像もつかないような、
エクストリーム帰宅を魅せてくれるプレイヤーが多数存在している。
たとえば、
荷物をまるごとごっそりなくしつつも警察から金を借りてまで帰宅するひと
河川敷を疑似仮想てきにじぶんの家ということにしてつい語り合っちゃうひと
ぶじ帰宅できたはいいものの車の鍵をなくして未だに車を運転できないひと
帰宅部センパイをあごで使いつつキプチョゲ仕様のヴェイパー新幹線帰宅を遂げる期待の新人
その帰宅エピソードのひとつひとつ、
どれもが、僕の心をとらえて離さない。
令和の新年。
僕も伝説の帰宅金字塔を打ち立てるべく、
きのう、究極の帰宅に挑戦をした。
取引先メーカーとの新年会。
2次会の銀座カラオケスナックで、
ウィスキー水割りを飲むこと数知れず。
(ちなみにまみこさんがうちの会社まで来てくだすった日だというのに、このオジサンたちだけの飲み会のおかげで新年のご挨拶ならず!)
歌も歌って、
テンションばっちり、
エクストリーム帰宅への舞台はととのった。
結果
有楽町駅から乗った環状線。
グルグルツイストバスターを喰らい、
五反田駅にてDNF(ネカフェ宿泊)。
orz
無念なり。
新年早々のDNF劇。
せっかく五反田駅で下車したにもかかわらず、
エッチなお店の一軒もいっていないではないか!!
飲み会まえの会議で、
「3月までプライベートはないと思え」てきなヘビー業務予告があり、ほぼ僕のマラソン今シーズンが終了したことへの反動だろうか。
我を忘れるほどに飲みまくっていた。
せっかく年末に画面をぱきったケータイが復活して、帰宅三種の神器(ケータイ、財布、定期券)が揃っていたというのになんたる怠慢!
帰宅部員の風上にもおけぬやつめ!!
ぼくの、帰宅道の探求は止むことはない……。
~ ~ ~ ~
(ケータイをどうするかで続編式にした前エントリの結末は、結局"いっちゃんケータイ"以上のオチが思いつかずお蔵入り)
(優先検討していた機種変更は、5G対応機種が出てくる次期以降に先送りして、補償で現機種の新品に交換してもらった。ってだけです。)