なっちゃんが
「ガーミンのスイッチ押し忘れとるわーーww」
とか騒いでいるうちに、
2019年、僕の大阪マラソンの号砲が鳴った。
今年の大阪新コース。
昨年とは反対方向に走り出すコースだったが、
渋滞がひどい感じがした。
Aブロックの半分より前目のあたりにいたが、
5秒ほどしてスタートゲートのマットに差し掛かったところで人の壁にぶつかる。
玉突き衝突のような感じになって、
うしろからまえからどうぞ。
もみくちゃ状態。
数百メートル進んだT字路を曲がった先も、
道が狭くなっており、またもやもみくちゃ状態。
その後はまあ、安定して駆け出せたわけです。
走り出して少しすると暑くなってきて、
前日あやたさんのおかげでトヨタブースを訪問し、
タダで入手していたポンチョの捨て場を探しつつ進む。
パイセンも手に着ていたカッパを持って捨て場を探しつつ進む。
Aブロックの前目に並んでしまっていたせいか、
周りのペースがかなり速い。
たぶんだけど、サブ55か、サブスリー狙いの人たちが多いポジションにいた感じだ。
この日の設定ペースは、
かっきぃパイセンが標榜していたキロ425。
なんだけれども、
どんどんと周りから一方的に抜かされる。
パイセンと、さえさんと一緒に進んでいたけれども、
サブスリー狙いのしらなみさんをすぐ目の前にする展開だったので、
かなり周りに釣られてペースが上がっていたと思われる。
高架下の広い道に曲がったあたりで右手にアキさんの声援。
5kmあたりの御堂筋で、サブスリーペーサー集団に抜かれる。
やはり、だいぶ設定ペースからして速い。
グリコの看板の道頓堀に掛かる橋を、
今年はグリコ看板バックにはならないけれども
パイセンとさえさんとグリコポーズをして通過。
造幣局のあたりでブログ村やらアメブロやらの応援隊。
「かっきぃさ~ん!」
「かっきぃさんファイト~。あ、ガンプも~。」
かっきぃさんが毎年宿借りしているらしき、
お友達の応援もあった。
僕とかさえさんは、
かっきぃありきで、
たまに思い出されて、
セットで名前を呼ばれる感じだw
そして怒涛のスライド区間が始まる。
何度も何度もおとずれたスライドだったが、
千葉県民さん、ぱっきーさん、ゆうたろうさん、Ukeさん、
トガーさん、いっちゃん、ひらぶーさん、
たまやんさん、サトさん、しらなみさん、じぃさん、motoさん、
必死で走らんかいゴルァ!と声かけしたぐわぁTの方、
あやたさん、ひろぽんさん、なっちゃん、
たまさん、イツカさん、レベッカさん、ぬまっちさん、こたさん、まやさん
終始、だいたいこんな順番で声がけをしていた気がする。
(漏れあったらすいません。)
14km地点あたりで、
少し後ろを走っていたなっちゃんが追い付いてきて、
かっきぃ、さえさん、なっちゃん、ガンプ、
という4人集団になった。
のはいいものの、
15kmでラップをとってみると、
設定のキロ425を超えているラップ。
22分なにがし、となっていた。
スライドでわーわーと騒ぎすぎて、
ファンランモードになってしまっていた感じだ。
スライドでこの4人でワーワーと騒いでいるのは、とても楽しかった。
2時間47分台のPBフィニッシュだったトガーさんが、
「あの集団すんごく楽しそうでしたね!」
とレース後におっしゃってくださったけど。
「でもトガーさんさ、"俺はゼッタイにそこには加わらん!"とか思っていたでしょ!?」
と、誰かからツッコまれていたほどの、
傍目からみても、和気あいあいとした、
楽しそうな我々の集団だったと思う。
ずっとこの集団で進んでいれば、
脚も、もっと持ったかもしれない。
でも僕は「さすがにまずいっしょ。」
と、4人だった集団を、15km付近で抜け出した。
気持ちは、
ガンプ『おれについてこい。』
しかし、
現実は、
かっきぃ他『え?いいよしんどいし。』
今思えばかっきぃパイセンは、
みたいに思って、僕を先見偵察部隊に送り込んでいたんだろう。
けっきょく、だれもついてこなかったw
そっから先の、
脚攣り発生で終戦する36kmくらいまでは、
よく記憶がない。
無我夢中で走っていた。
おぼえているのは、
17kmくらいでたっきぃさんアキさんが沿道にいたこと。
それから、
26km付近でドキンちゃんハットを被っていたりょうこさんの応援。
見つけた瞬間にダッシュしてハイタッチ。
それと、
りょうこさんがいた通りをまっすぐ進んで、
右折したところでドカーンとあらわれる、
30km手前の壁みたいな坂。
その坂を超え、
30kmを通過し、
細かいアップダウンの続く区間を走っていると、
両足が軽く痙攣しているのを感じた。
最後のスライドでは、
宿命のライバルパイセンの姿を発見できず。
「いったいどこに潜んでやがるんだやつは?」
すれ違いざま発見したさえさんに、
「かっきぃさんどこですか!?」
と聞くと、「前まえー!」との返事。
「か、角刈りの刑は近いところにあるっ!……。」
この恐怖感を抱きつつ、
35km地点を目指す。