東京近郊に住んでいるひと以外は、東京の二子玉川~神奈川の小田原市へつづく国道246号という道がどんな道なのか、よく分からないと思います。
関東平野だからひたすら平らな、街灯もキラキラとしている都会的な道を思いうかべるかもしれません。
が、じっさいは距離70km強にもかかわらず、累積標高差約900m、ざっとチャレ富士4lakes(100km)とおなじです。
(真夏の夜の夢の別名は、真夏の夜の魔界という説もあります)
(あ、第5回記念のらいねんからは海に近い平らなコースを通るのでちゃんと夜の夢になるとおもいます)
夢のつづき
コース一番の難所、45km地点、善波峠のふもとまできました。
善波峠、(夢のなかながら)楽しみにしていました。
というのも、この善波峠の頂上は、新善波トンネルへつづく道の綺麗な新道と、くねくねとした細道が続く旧善波トンネルへとつづく旧道にわかれます。
そして、旧道の方のトンネルは関東屈指の心霊スポットといわれております。
いつもいってみようとかいう話しが出るのですが、いけていませんでした。
しかし今回こそは、せっかくの夢のなかの体験です。
冒険しなければ損なのです。
善波トンネルは、旧道のラブホテルが目印で、ラブホテルの先にトンネルがあります。
ラブホテルの先に、トンネルがあるのです。
ラブホテルを目指して峠の坂をもくもくと登る。
すると身体がむくむくとしてきました。
やたらと火照ります。
夢のなかなのですが。。
それでもがんばって、ながいながーい坂をのぼります。
ラブホテルの先にトンネルがある。
ラブホテルの先にトンネルがある。
ラブホテルの先に、トンネルがあるんだ!
やまいちくんやtokuriさんは勢いよく坂を昇っていきました。
気の早いことよ……。
だいぶ、身体の火照りがましてきました。
息遣いも荒く、ハァハァとしてきました。。
それでも峠の頂上とラブホテルはなかなか見えてきません。
い、いかん!
頭のなかにヘンな想像、邪念が浮かんできます!
集中!峠を越えることに集中だ!
峠もだいぶ終盤。
身体が熱い!
火照りも限界をむかえようとしております。
ラブホテルの先にトンネルがある!
あたりまえだろ!
じゃなきゃ誰がホテルなんか行くもんですかぁ!!
はぁ…はぁ…
火照るの!ほてるの!
からだがホテルのぉーーーーー!!!!!
ムショウに!むしょうに!
夢精にぃーーーーーー!!!!!
……ふぅ。
~~~~~~
ふと、
峠を過ぎたところのコンビニで目をさましました……。
かなり長いこと、僕は眠っていたようです。
こんな感じで。
なんだろ、軽い熱中症だったのでしょうね。
たっきぃさんがその様子を書いていてくださいました。
けっきょく僕は、善波峠の肝試し一行にくわわる前に終わったようです。。
しかしまあ、夢の中ではあんなに火照っていた身体が、
すっかりと落ち着きを取り戻していて、
この世の全てを悟ったような、
なんだかとっても清々しい気分です。
目に映るすべてが美しく、
うつくしい朝焼け
あの朝日にむかって走れ!青春の一幕だ!