レースレポの前に今回の装備から。

 

シューズ:adidas mana bounce

ランパン:いつものpatagoniaの一張羅

ハゲ隠し:ジプシーカバーイット(ツバ付き)

シャツ :足柄T半袖

ソックス:tabioの5本指じゃないやつ

レガース:C3 fitの型落ち激安品

 

 
 

 
シューズは写真下のadidace mana bounceを使用。
元々は普段履き用で買ったシューズですが、案外クッション性と軽量性を兼ねそろえていて昨年のチャレフジ71kmから活用。
直前ではズームフライにするか、それともターサージールに柔らかいアーチサポート型のインソールを入れてクッション性を持たせたやつにするか、散々悩みましたが、結局は履きなれたmana bounceを選びました。
結果、爪死や靴ズレなどのトラブルなし。
ズームフライの感覚に近い自分好みの柔らか系クッションなのにそれほどソールは厚くない。しかも5000円以下で買えるときた。
これ、自分のウルトラシューズの鉄板になりそう。
 
 

ハゲかくしのジプシーカバーイットはいつものサンシャイン池崎スタイルではなく、日焼け・雨避けにもなるツバ付きのものを購入。

前々から購入をねらってはいたものの、今年になってツバ付きは廃版になってしまったのか、新品が見当たらなかったため慌ててメルカリで未使用のものをポチった。

おかげで色が選べなくてPセンがたまに付けてるツバなしのやつと色が被った、なんて飛騨。

 

 

そして靴下はtabioなんだけれども5本指ではないノーマルタイプ。

以前は5本指タイプを履いていたのですが、足幅がワイド、特に足指部分が広い自分は、5本指タイプを履くと指と指の間隔が広がり余計ワイドになってしまって、毎度爪死とか靴ズレを起こしてしまっていた。

なので今は基本的に5本指タイプは履いていません。

 

 

 

 

補給関係:アミノバイタルタブレット10粒(内6粒使用)、塩熱サプリ10粒(使用せず)、shots2コ(使用せず)、ロキソニン(fnish後に服用)

 

やはり飛騨くらいエイドが充実しているウルトラは補給は持たなくていいですね。

攣り予防のためにアミノタブレットは後半まとめて3粒ずつ2回とりましたが、塩熱サプリは天候に恵まれたこともあり摂取ゼロ。

塩分補給はエイドの梅干しを毎度半分かじっていました。

 

 

それではレース当日の朝からのレポです。

 

 

~ ~ ~

 

出走当日の朝は2:30頃の目覚め。

 

夕飯のHGPに出て酔っぱらう前に部屋でたっきぃさんから「案外周到なんだな」とか言われつつ、ゼッケンから計測タグからぜーんぶ準備を済ませて眠りについたため、朝にした事といえば歯を磨いて納豆巻1本を食べたことくらい。

(チャレフジで朝食をとりすぎて大失敗だったので今回は軽くした。結果胃腸は最後まですこぶる元気でした。)

 

 

3時に、塾長、サムさん、みやみさんと廊下で待ち合わせ。

 

駅に向かう途中でスマホを部屋に忘れたことに気づいて一旦戻り、皆さんを待たせてしまった。

ここから忘れ癖が同行のみんなに伝播していくとは思いもよらず。

 

 

会場の飛騨高山ビッグアリーナ、前日受付の際に示し合わせていた2階の一角に到着すると、haruさんが先に来ていた。

それからtakaさん、ルナママさん、アンコさんも合流。

 

右奥…レースプランを考えるおせんべ。

手前…バナナを食べる司法書士。

左奥…スマホをなくして放心状態のたっきぃ…この後、銀歯を飲み込むとは知る由もなかった(´・_・`)

 

 

 

みんな記念撮影やらを行う中、自分はレース前エクトプラズムの儀式にいそしんだため写真なし。

 

そして例年よりトイレが混んでいたようで、危うく塾長と共にタイムアウトしかけたが、ギリギリのタイミングで排泄完了。

 

 

そしてスタートラインへ、

後ろの方で写真を撮っていると、ルナママさんが「らんな~さんが前の方にいる」と教えてくれて前方でスタートを待つことに。

 

 

 

 

 
 ウルトラらしいゆる~い雰囲気の中でスタート!
 
 
【第一関門 21.8km 道の駅ひだ朝日村まで】
 
 
0~10km 51:55(キロ512) サブ10貯金+8
5km地点の古い町並み撮影ポイントまでみんなで行こうと話していたので、スタート直後から飛び出した塾長とらんな~さんに付いていく。
とてもウルトラとは思えないハイペースにビビりつつ、みんな付いてきているかな?と後ろを振り返るとサムさんたっきぃさんは遥か後方。
 
足柄Tみんなでのオ○スポ撮影は諦めて、ペースを落とす。
 
すると、水色シャツのharuさんがスルスルと横を抜けて行った。
後半のアゲが特徴と聞いていたharuさんだが、今年は気合の入り方が違うのだろうか。
また、それを追う様にランパンランシャツのつよしさんも前へ行くのが見えた。
 
結局、5km地点のオ○スポ撮影はこの三人(°▽°)(´・ω・`)(´・_・`)で。
 
足柄ポーズ、押忍!
 
 
その少し前のやままゆ応援にもばっちり!
 
やまいちスポーツ提供
 
早朝から応援ありがとうございます!押忍!
 
 
 
写真ポイントを過ぎるとたっきぃさん(´・ω・`)が加速してみえなくなった。
 
しばらくサムさん(´・_・`)と同じくらいのペースで進んでいたが、高山の町中から出る7kmくらいのコンビニにサムさんはピットインして行った。
 
最初のエイドはその少し後だったか?ポカリを一口だけもらって先へ。
 
10km~20km 53:53(キロ523) 貯金通算+14
最初の美女高原の登り(13km付近)までは登りかどうか分からないくらいのゆる~い登り。
元気な序盤なので平地と変わらない調子でキロ520くらいのペースで進みます。
 
美女高原の登りは足柄中ボスレベルの勾配。
ふっつーに「坂」の美女高原。
御大層な名前のわりにおっさん大勢がゼーハーしている美女高原。
 
 
えっちらおっちら登っていると後ろから、あしがらあしがらとうげ♪を歌いながらお尻を触っていくサムさん。
 
 
「これ坂っすよね(°▽°)?」 「坂だね(´・_・`)」
 
 
スタート前、塾長のことばを思い出す二人。
『坂は千光寺とラスボスの2つしかありませんからー(・∀・)』
 
 
 
↑↑↑
コロスケ(°▽°)(´・_・`)♪
 
 
 
とはいえ我々は足柄男塾で鍛えられた塾生。
序盤のこの程度の坂は苦ではなし。
サムさんより速くは登れないけど、見失わない範囲で峠をパスし、第二関門の道の駅に向かって下る。
 
 
【第二関門 39.2km飛騨高山スキー場まで】
 
 
20m~30km 56:56(キロ542) 貯金通算+17
 
美女高原を降りてきたところ、サムさんに続いて道の駅の入り口に着くと、こちらも早朝から駆けつけてくれたゆうきゃん!
あしがらファイ!ファイ!と盛り上げてくれた。
 
ゆうきゃんスポーツ提供
 
道の駅のエイドではよもぎうどんが振舞われていて、内臓疲労を予防するためにもパクッと口に含んでからは、走りながらよーく何度も噛んで味う。
 
次の坂が始まる30km過ぎのカクレハキャンプ場までは、何もない山間部の田舎道をダラダラと登るが、ポツポツと点在する民家の軒先から応援してくれるおじいちゃんおばあちゃん、農作業の手を止めて頑張れーって言ってくれるお父さん、現地の人達の声援があったかい。
 
このあたりは水が豊富で、軒先に流水で冷やした飲み物が置いてあり、「ご自由にお持ちください」なんて札に書かれた無人エイドがあったり。そして中には冷やした「キリン淡麗」が置いてあったりw地域全体がランナーを暖かく見守ってくれる、そういう大会なんだなーと感じた。
 
 
30m~40km 1:03:51(キロ623) 貯金通算+13
30kmのカクレハキャンプ場から先はキツイ勾配。
900mからコース最高点の1300mまで400mを3kmの距離で駆け上がる明らかな「坂」。
 
足柄ラスボス級の坂を前に、トイレ休憩と火畑そばで力を蓄え、「坂」へ突入!
 
 
キャンプ場を出るといきなりの急勾配に怯むが、やっぱり塾長(・∀・)によるとこれは「坂」じゃないらしい
このあたりでサムさんは完全に見えなくなっていたけれど、きっとサムさんもおせんべコロスケ(´・_・`)と呟いていたはず。
 
シロメを剥いて坂を登った後は、スキー場までアップダウンを何度も続けられて足を削られる。
たっきぃさん(´・ω・`)が言っていたとおり、このアップダウンが続く34km~40kmはほんとに足が削られた。
 
 
あと何回続くんだこのアップダウン・・・とシロメを剥きかけたところ、スキー場の案内看板。
「やっと終わった」と道を下っていると、赤いノースリシャツの応援軍団が目に入る。
 
こんな山の中まで応援に来るなんて熱心なチームもあるんだなーと感心していると、赤いノースリ軍団の美女ガー一人が「あ、足柄!」と反応。
 
そして次の言葉に耳を疑った。
 
 
(たぶん)キョウコさん「なっちゃんいるよ!なっちゃん!おーーいなつおーー!!」
 
 
 
なっちゃん(°▽°)?(°▽°)?(°▽°)?
 
 
ぽかーんとして半信半疑で走り続けると目に入ってきた足柄T!!
 
なっちゃんだ!!
 
 
思わず笑みがこぼれる(°▽°)
よく迷わずこんな山の中まで来れました!w
 
 
「ガンプちゃん!行けるよ!!」
 
 
なっちゃんからの応援、そしてエイドの甘酒をかっくらって、さっきまでシロメ剥きかけていた体に元気が戻った!
 
 
なっちゃんありがとう!!
 
コース最高点の1345mを通過し、下り坂を掛けていく!
 
 
飛騨高山ウルトラマラソン一番の難所、千光寺の前に、貯金をたっぷり貯めるんだ!
気合を入れなおして足を踏み出した。
 
 
 
つづく・・・
 
次回:「坂」