静岡マラソンを走ってきたところですが、未完走の高知のレポを書きます(><)

 

 

静岡はですね、高知で頑張ったごほうび、前日にへべれけになってからの、思いっきしファンランに徹しました!

 

これぞ遠征マラソンの楽しみ方の新境地?

いやいや案外市民ランナーとしてはサブスリーだのサブうんちゃらだの、血眼になって追い求めるよりもむしろ健全な市民マラソン道だったりするんじゃないかと感じる瞬間もあったりして!?

うちの会社のM常務的な(^^;

 

 

まあ、それだけじゃ満足できないから、私ら足柄だの男塾だの、言ってるわけですが…。

 

静岡もレポを書くのが楽しみです♪

 

 

 

しかしまずは、人生初サブスリー達成レースとなった高知龍馬のレポを、精魂込めて書きたいと思います!

 

それでは脳内では高知にいる気分でレポを書きます!押忍!

 

 

高知にいる脳内イメージの図

H渦さん写真提供あざっすw
 
 
 

 

高知龍馬マラソンレポ③からのつづき~

 

前回レポでは浦戸大橋を降りてフラットな海岸線を25km地点まで来たところまで進みました。

 

 

浦戸大橋を登る前は4:15以下のペースでそのままどこまでも走って行けそうな感覚だったけれど、降りてきたあとの脚の様子はガラリと変わります。

 

 

サブスリーペーサー集団の中で、ズームフライの助けも借りつつ足の接地を短くして、体の前側でクルクル回すことに集中して温存してきましたが、25km付近で左太もも裏に攣りの気配を感じ始めます。

ここからは、気持ち右脚を多めに使うように意識を変えました。

 

 

そして、27kmあたりからヤツがやって来ます。

いわゆる30kmの壁、ネガティブシンク。

 

 

 

脚や心肺の準備が出来ていないと、このネガティブシンクに打ち勝つのは困難。

 

走るのをやめろ、やめろと耳元でささやいてくる悪魔のシグナル。

(ほんとうは従った方がからだには良いのでしょう)

 

 

 

心肺的な不安はそもそもない、脚攣りの気配はあるが、まだ本攣りではない。

肺と脚が戦える状態、勝負できる武器はそろっている。

 

そう思えたのは、実力的にも調子的にもサブスリー達成は絶対に不可能な状態だった東北復興とつくばでサブスリーペースに挑戦していたからかもしれません。

エドリクで出会った国際ランナーHさんのご指導の賜物です。

ここから先は未知の領域だから、もちろん不安はあるのですが、このペースで行けばこの先どうなるか、大方の予測はできているつもりです。

 

 

シーズン前半の激沈レースは、今日この日のためにあった。

決して無駄にはしない!

行ける、絶対に行ける!最後まで絶対に諦めない!

ペーサーにとことん喰らい付いてやる!!

 

 

 

黙々と進むペーサー集団の中で、心のギアをそっと1段上げた。

 

 

 

海岸線をずっと進む。気がつくとスライド区間がすでに始まっていました。

 

 

 

 

 

〇30km~35km :21:08 / 35km~40km :21:36〇

 

 

30km付近で高知県の誇る清流、仁淀川に掛かる仁淀大橋を通過。

橋を過ぎてからなかなか見えてこない折り返しも、去年経験しているコースだけに気持ちを持続して走り続ける事ができたように思います。

 

 

そして向かえた折り返し!

まずは取引先のPB3時間5分の快速ランナーFさんとハイタッチ!

この後、パイセンの狩りにあってしまわれるのだが、この時点では調子が良さそうに見ましたw

 

 

次にやって来るであろうパイセンをさがしていると見えてきました、この時面識のなかったぱろさんも近くにいたはずです。

 

オレンジの会社Tに身をつつむ特徴的なフォームが近づいてくる。

 

 

 

今年は、パイセンよりも自分が前にいる。

 

 

去年の高知龍馬では30km過ぎの折り返し付近から、ずっとパイセンのケツを追ってネガティブシンクを克服できました。

初めて最後まで押し通せたレース、最高に気持ちがよくて自分的には会心のレースだったが、パイセンまでにはわずかに届かず…。

 

 

打ち上げでいわれました。

ランもゴルフも結局私にまけてんじゃねーか。

なんか一つでも勝ってみろよ(泥酔べらんめえ調)。

 

 

オレオさんを見習うかのようなスーパーポジティブで、「期待してもらってるんだ」と脳内de勝手に変換しても、、

 

くやしかった、だって男の子だもん。

 

 

 

思えば、その瞬間から自分のサブスリー挑戦は始まったのです。

 

 

とはいえ、今シーズン前半戦、僕のPBは復興マラソンの 3:13:27、しかも内容はズタボロ。

パイセンのPBはグリコポーズ懐かしい大阪マラソンの 3:13:45、315を目標にしながらの大幅PB更新。

 

結果で言うとすんげー微妙に上回ったわけですが、こんなんで「勝ってやったぜ(ドヤ)」なんて恥ずかしくてクチが裂けても言えんワナ。

 

 

マラソンにおいてそもそも男女を同目線でタイム比較すること自体がナンセンスなのかもしれないけど、

挑発してきた相手は準エリとかに片足突っ込むバケモントップアスリート。

 

少なくともサブスリーでもしていないと格好がつかんので、サブ310とか無視して、サブスリーだけを追い求めました。

世間的な見方もサブとそうじゃないのは雲泥の差らしいですし。

 

 

 

実は初めてのサブスリー宣言は、ブログ上ではありません。

去年の高知龍馬後に取引先の方々が用意してくれた大宴会、その場にいた人、誰も覚えてないかもしれないけど、自分はっきりと言いました。

 

 

「来年、ここ高知でサブスリーをする。」

 

 

去年、キスをして誓いました。そう…。

 

 

 

 

 

 

取引先のO田さんと…ポッドキドキ

 

 

 

いつまでもパイセンのバーターだなんて言われてなるもんか!!

サブスリーランナーガンプよしおに俺はなる!!

 

 

 

 

 

(ここまで連れてきて頂いてほんとにありがとうございました!あとは自分の足で!)

 

 

 

 

「  行ってきます!!!  」

 

 

 

 

パイセンとのスライドでのバチーンというハイタッチは、そんな今までの感謝も込めたハイタッチのつもり。

 

 

 

 

 

と、まあ、

 

パイセンに向かって威勢よくサブスリー行ってきます宣言をしたはいいものの、35km付近で脚全体に攣りの気配が訪れちゃいましたw

こればかりはどこかに負担を分散させようがないし、本攣りになったらサブスリーは水の泡(T▽T;)

 

慌ててアミノバイタルタブレット(1粒当たり500mgのアミノ酸)をまとめて3粒口に放り込みます!

それが功を奏したのかどうかは定かではないが、とりあえず攣りの気配は収まります…。

 

 

カンスーさんとのスライドは、そんな足攣りが収まった直後。

もう少し前で会っていたら、多分不甲斐ない表情をしてしまっていただろうな(^^;

カンスーさんもサブ3.5集団の中で頑張っている!共に粘りましょう!という思いで見送りました。

 

 

そしてイツカさんともスライド。

愛媛からの連戦でつらいはずなのに、笑顔で大きな声でエールをくれた。

finish後に坂の上で応援していて、たったいま激坂を登ってきたばかりなのにこちらの結果を気にしてくれたり、イツカさんは自分が苦しい時でも他人の事を気にかけられる、ほんとに心が優しい人なんだと思いました。

 

 

 

37km、スライドが終わる。

高知のスライドは5kmほどの長いスライドだが、さすがに2時間差の常務と会う事はできません(><)

 

 

スライドが終わったあたりの田んぼ道に下る坂を利用し、満を持してエリコサー(トップスピード)を投入!

が、口を切った瞬間勢いよくピッーと半分くらい出て行った(つД`)

トップスピード、初使用だったから知りませんでしたが、けっこうサラサラ系なんですね。

 

 

エリコサーを(半分)注入しラスト5km!

ここまで来たら泥になってでも吐くもの吐いてでもシロメ剥いてでもペースを維持してサブスリーをつかむしかない!

 

 

しかし一体何を考えているんだか、ペーサーがこの最後の局面でペースを上げ始めます!

「ここで上げれば2:57台ですよ(シロメ)」

 

 

いやいやいや!そんなタイム望んでないって!3時間を1秒でも切れればいいーんだって!

ここまでペーサーについてきた10人ほどの大部分のランナーが、自分と同じく殺意を思っただろう。

 

 

しかし、去年同じコースを走っている自分は、何となくペーサーの意図に気がついていた。

最後、春野競技場前の激坂、それを見越してのマージン作り。

ここで自分はペーサーを無理に追わず10m~20mほど後方の距離からできる限りのペースで追走します。

 

 

 

ペーサーから遅れ始めたラスト3km、色々な事を考えました。

 

 

 

「サブスリーまであと10秒の悔しさ。」

 

 

 

「攻めろ!!」

 

 

 

「人生のたかだか10分我慢できる!」

 

 

 

「行田公園ふぁいや~~!」

 

 

 

「ローディーに噛まれたぉ(´・ω・`)」

 

etc...

 

 

 

 

 

一部誇張も含まれるかもしれないが()、とにかく泥んこになりそうな頭のなかで、先輩方の参考文献をいろいろと引っ張り出しつつもFINISHまで体を運ぶ気持ちの持ち方を考えていました。

 

 

 

 

〇40km~finish :9:35〇

※ガーミンとアップデートのラップは一致していません。

ラスト1km、競技場までの高低差30m、500mにわたる最後の難所の坂。

ここで思っていたのは、ひたすら、、

 

 

 

「 足柄魂 」

 

 

 

 

坂に負けてなるものか!!

坂をどう走るかのお手本は、この一年間で一番走ってきた人達から学んだじゃないか!!

 

なんのこれしきの坂!足柄のラスボスに比べれば!!

 

 

ペーサーの後方20mほどに遅れていた距離を、坂に突入した瞬間一気に詰めます!

うぉぉーー足柄ふぁいや~~~~!!!!

 

 

と、坂を進むうちに、坂下では10人ほどいたサブスリーペーサー集団から、ひとり、またひとりと落ちていく。

ここまで見知った背中、42.195kmをサブ3目指して一緒に走ってきた仲間たちです。

 

 

とあるランナーさんなんかは登っている途中に、多分攣りどころじゃない肉離れ系のアクションで立ち止まってしまいました。

ここまで来たのに!1kmもないのに!!残酷すぎるだろう!!坂のバカヤロー!

 

 

 

結局、坂の上までペーサーを射程圏内に留めていたのは、2~3人じゃなかったかな。

とにかく、ペーサー集団の半数以上が、ラストの坂で落とされてしまいました。

 

 

 

競技場に入り、あとはトラックを一周約400m!

それでも直前が坂だったからペース感覚が分からず。

坂は必死で登ったけど、もしキロ6まで落ちていたらと考えると……。

 

 

結局、サブスリーできるかどうかは最後の直線100mで正面に時計をとらえるまで分かりませんでした。

 

 

競技場の入り口で必死にfnish方向の時計を探す…

 

 

ラストの直線、時計を正面にとらえると、ちょうど2:59分に変わるところ、

 

この瞬間、あぁ、大丈夫だ、

 

ようやく思うことができました。

 

 

ラストはレベッカさんか、

「ガンプ~~○×□△!」という声も耳に入ってきていました。

 

 

 

全てが心地いい、

感覚が研ぎ澄まされて、

まるで雲の上を歩いている(正確には走っている)

ような気分でfinishゲートに向かいます。

 

そう、この感覚を追い求めて、

一年間必死に走ってきたんだった。

 

 

 

ラストは、

両手でガッツポーズ、

 

ポーズを真似たたっきぃさんからダメだしされたからもう貼りませんけどねww

 

 

 

 

finish後は、

目の合ったボランティアの人たちに大声で「ありがとうございました!!」

 

記録証を受け取り、

競技場入り口の坂の上へ向かいます。

 

仲間たちを出迎えに行かねば!!

 

 

つづく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ラストレポと表題に書いたとおり、

とにもかくにも、僕の一年間にわたるサブスリー挑戦はここでおしまいです。

 

 

 

高知龍馬のレポ自体は、青空宴会やら取引先の方が用意してくれた宴会やらあるのでもうちと続きますので、あと少々お付き合いくださいm(_)m

 

 

 

 

てか、高知、静岡、佐倉の三連戦、

調子に乗ってメシが一番ウマイ高知で達成できてよかったー!とか書いちゃいましたけど、

静岡ではレース前日に10杯以上酒を飲ませるほどの「ま」のつく肴に出会ってしまいましたw

 

 

高知はかつおを初めとした魚介類、赤牛、帽子パン、何を食ってもウマイ!

しかし、静岡おでんの魔力もハンパない!

 

 

 

高知アフターレポは静岡とのグルメ比較になるか!?

高知vs静岡、かつおvs静岡おでん、かっきぃvsたっきぃ的な!?

 

まあ、佐倉走るまで、静岡レポはマイペースに書いていきたいと思います(^^)/

 

 

 

2018高知龍馬マラソン、

サブスリー達成レース、いったん一区切りです。

 

ありがとうございました。

 

 

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