足がつる、と聞いて最初に思い浮かべる箇所はどこでしょうか?
僕の場合幼少期からランを始めるまで、つるといえばまず足裏でした。
でも一般的に多いのはふくらはぎ派のようです。
ふくらはぎに関してはランを始めてからも不思議とつったことがないです。
今回参加した人生初トレランの房総丘陵トレイルでもふくらはぎはつりませんでした。
けれども、その他の箇所で「え?こんなところつるの??」という新発見が沢山あった房総丘陵トレイルを振り返ってみます。
レースのスタートが朝10時とゆっくりなので、そこそこ離れた会場ながらも当日発で問題無しなのがうれしい房総トレイル。
持ち主の脚にならってちょくちょく故障するオンボロ車を運転し、養老渓谷駅下の駐車場には8時30分頃に着いたが、まだ駐車場には空きがあった。
駐車場からは会場の旧白鳥小学校まではシャトルバスに乗っておよそ10分ほどで到着した。
ちなみに車ではなく電車でアクセスすれば会場直下の下総大久保駅に着くことができ、わざわざバスに乗らずに済む。
スタート会場は2013年に廃校になった旧白鳥小学校の校舎を利用していた。
これまた昭和後期の匂い漂う懐かしい感じの校舎で、小湊鉄道周りの野花咲く風景とあわさって郷愁があり、ちょっとしたタイムスリップ感覚を味わえる。
(ただし、自分も含めそこに集まったむさ苦しいオッサンたちさえ気にしなければだ。)


この小学校、現役の頃でも今回の大会参加人数およそ1000人もの生徒は抱えたことが無いであろう規模なので、トイレや受付はかなり混雑していた。
まあ、自然の中で戦う大会に、やれ何がないだのトイレがないだの都会的な観点で文句を付けるのも野暮だ。
我慢できないというなら、トイレなんぞその辺の山の中で済ませてもらった方が植物の栄養にもなるだろう。
参加賞Tシャツはロード大会にはないちょっとワイルドな感じ♪

今回は初トレイルというビビりもあって、かなりの重武装↓
ウェア上:アンダーアーマーのピチピチした長袖+デサントの半袖重ね着
アシックスの薄いウィンブレ
ウェア下:ルコックの防寒ロングタイツ+ショートパンツ重ね着
シューズ:サロモンセンスプロ
バックパック:サロモンスキンプロ14+3
(中身:スポドリ500ml、水500ml、エイド用コップ、ジェル3つ、炎熱サプリ6つ、ブドウ糖飴複数、アミノタブレット缶ごと、おにぎり2個)
実際走ってみて、中身の重さが気になった。
水分もエネルギーもエイドで補給できるのでこんなにいらなかったし、おにぎりなんて絶対食べる暇がないのは分かっていたはずなのだ…。
スタート前開会式、市原市長がこんな山の中まで顔を出してくださってご挨拶。

小湊鉄道さんのユニークな挨拶。
「去年雨でぬかるんでた校庭を市長がダメ出ししてたので砂撒いときました。市長のおかげですよ!」
とか、主催者からの「28kmって書いていますけど実は30kmくらいあります!」とかいうサプライズ発表もありつつ、そうこうしている内にスタート!

スタート後はロードをひたすら登る。
(ヘビー級ランナーなので)登りは苦手。
高知の浦戸大橋を思い出し、筋肉に余計な力をいれずゆっくり上る。

岩を削っただけの真っ暗なトンネル(後半にもいくつもあった)。

登りで抜かされ、平坦と下りでチャラに戻す作業を繰り返す。
ロードを登って下りたところで5km経過。
いよいよトレイルへと突撃。

トレイルに入ると道が狭く、追い抜きは出来ない。
つまり、遅れると後ろに迷惑なので必死に付いていく。

山を登り切ったと思ったら、崖みたいな傾斜を降りさせられる。

下りたところで第一エイド。
ここまでまだ半分にも満たない12km地点。
結構エネルギーを取られたのでバナナと梅干を頂く。
水分は自分のやつで十分すぎるほどあったので頂かない。

その後も岩場を登ったり(15kmくらい?多分ピーク)

何本も川を渡ったり(20km付近?)
と、ここまで順調にきて楽しー♪
川渡りとかぴょんぴょん跳ねて忍者みたい♪
途中道に迷ってた若い女性ランナー(かなり上位)に「こっちですよ!」とか声かけて「ありがとうございますー(ニコッ♪)」っと返されて、俄然テンションが上がって川をぴょんぴょん渡った!
しかしながら、突然壁はやってきた!
張り切ってぴょんぴょんしすぎて脚に重りを感じ始め、正直登りはもう勘弁って思っていたところ、23km付近から高低差200mの登りトレイル!
登るにつれて、脚の色々な箇所にウニョウニョ寄生獣の気配。
おなじみのミギー(右内ふともも)、ヒダリー(左内ふともも)に加え、右ひざ裏ふくらぎ付け根、左上部ふととも表の順でお目覚めだ。
一番びっくりしたのが登りのピークに近づいたころ発症したやつ。
なんか左足首の関節がつってるwこんなとこに筋肉あんのか!w
(後で調べたらどうやら、前脛骨筋の下部にある長指伸筋ってのがつっていたらしい)
登りでは何度も足を止め、後ろのランナーを先行させた。
さっき道を教えた女性はもちろん、60才くらい?の男性ランナーにも抜かされた。
みなさん、丈夫な脚をお持ちでいらっしゃいます。。
やっとこさ山を登り切って、下りてきたのが25km地点で、エイドが用意されていた。
おなかがすいていたのでスタッフ手作りのブラウニーとバナナ、梅干を沢山頂いた。
(登りとエイドのあたりは必死過ぎて写真なし…)

あとは足をつりながら走る事を練習する気持ちで、とにかく歩かないようにした。
(トレイルの登りは走れないけど…)
最後は下り基調のロードを走って、少し登りもあったけどそこも走ってゴール。

小学校に戻ってきました。
いや、自分が小学生に戻りました。
最後はちょっとダレちゃった初トレイルでしたが、元々田舎育ちで小さいころから似たようなプチトレイルを遊びでやっていましたため、「初めて」というよりは「なつかしい」って印象が強かった今回の「大人の冒険」。
この場所、またいつか帰ってくると思います。
ただ田舎に帰るのはもうちょっとロードをがんばってからかな。
おらぁ、もうちょこっと都会で頑張っからぁ、もうちょこっと待ってでけさいん。
(↑通訳要りませんよねぇ?)
おまけ
…なんて構図だ。
人が地球から生まれ地球へと還るように、男は母から生まれ母へと還ることもまた確信した。

僕の場合幼少期からランを始めるまで、つるといえばまず足裏でした。
でも一般的に多いのはふくらはぎ派のようです。
ふくらはぎに関してはランを始めてからも不思議とつったことがないです。
今回参加した人生初トレランの房総丘陵トレイルでもふくらはぎはつりませんでした。
けれども、その他の箇所で「え?こんなところつるの??」という新発見が沢山あった房総丘陵トレイルを振り返ってみます。
レースのスタートが朝10時とゆっくりなので、そこそこ離れた会場ながらも当日発で問題無しなのがうれしい房総トレイル。
持ち主の脚にならってちょくちょく故障するオンボロ車を運転し、養老渓谷駅下の駐車場には8時30分頃に着いたが、まだ駐車場には空きがあった。
駐車場からは会場の旧白鳥小学校まではシャトルバスに乗っておよそ10分ほどで到着した。
ちなみに車ではなく電車でアクセスすれば会場直下の下総大久保駅に着くことができ、わざわざバスに乗らずに済む。
スタート会場は2013年に廃校になった旧白鳥小学校の校舎を利用していた。
これまた昭和後期の匂い漂う懐かしい感じの校舎で、小湊鉄道周りの野花咲く風景とあわさって郷愁があり、ちょっとしたタイムスリップ感覚を味わえる。
(ただし、自分も含めそこに集まったむさ苦しいオッサンたちさえ気にしなければだ。)


この小学校、現役の頃でも今回の大会参加人数およそ1000人もの生徒は抱えたことが無いであろう規模なので、トイレや受付はかなり混雑していた。
まあ、自然の中で戦う大会に、やれ何がないだのトイレがないだの都会的な観点で文句を付けるのも野暮だ。
我慢できないというなら、トイレなんぞその辺の山の中で済ませてもらった方が植物の栄養にもなるだろう。
参加賞Tシャツはロード大会にはないちょっとワイルドな感じ♪

今回は初トレイルというビビりもあって、かなりの重武装↓
ウェア上:アンダーアーマーのピチピチした長袖+デサントの半袖重ね着
アシックスの薄いウィンブレ
ウェア下:ルコックの防寒ロングタイツ+ショートパンツ重ね着
シューズ:サロモンセンスプロ
バックパック:サロモンスキンプロ14+3
(中身:スポドリ500ml、水500ml、エイド用コップ、ジェル3つ、炎熱サプリ6つ、ブドウ糖飴複数、アミノタブレット缶ごと、おにぎり2個)
実際走ってみて、中身の重さが気になった。
水分もエネルギーもエイドで補給できるのでこんなにいらなかったし、おにぎりなんて絶対食べる暇がないのは分かっていたはずなのだ…。
スタート前開会式、市原市長がこんな山の中まで顔を出してくださってご挨拶。

小湊鉄道さんのユニークな挨拶。
「去年雨でぬかるんでた校庭を市長がダメ出ししてたので砂撒いときました。市長のおかげですよ!」
とか、主催者からの「28kmって書いていますけど実は30kmくらいあります!」とかいうサプライズ発表もありつつ、そうこうしている内にスタート!

スタート後はロードをひたすら登る。
(ヘビー級ランナーなので)登りは苦手。
高知の浦戸大橋を思い出し、筋肉に余計な力をいれずゆっくり上る。

岩を削っただけの真っ暗なトンネル(後半にもいくつもあった)。

登りで抜かされ、平坦と下りでチャラに戻す作業を繰り返す。
ロードを登って下りたところで5km経過。
いよいよトレイルへと突撃。

トレイルに入ると道が狭く、追い抜きは出来ない。
つまり、遅れると後ろに迷惑なので必死に付いていく。

山を登り切ったと思ったら、崖みたいな傾斜を降りさせられる。

下りたところで第一エイド。
ここまでまだ半分にも満たない12km地点。
結構エネルギーを取られたのでバナナと梅干を頂く。
水分は自分のやつで十分すぎるほどあったので頂かない。

その後も岩場を登ったり(15kmくらい?多分ピーク)

何本も川を渡ったり(20km付近?)
と、ここまで順調にきて楽しー♪
川渡りとかぴょんぴょん跳ねて忍者みたい♪
途中道に迷ってた若い女性ランナー(かなり上位)に「こっちですよ!」とか声かけて「ありがとうございますー(ニコッ♪)」っと返されて、俄然テンションが上がって川をぴょんぴょん渡った!
しかしながら、突然壁はやってきた!
張り切ってぴょんぴょんしすぎて脚に重りを感じ始め、正直登りはもう勘弁って思っていたところ、23km付近から高低差200mの登りトレイル!
登るにつれて、脚の色々な箇所にウニョウニョ寄生獣の気配。
おなじみのミギー(右内ふともも)、ヒダリー(左内ふともも)に加え、右ひざ裏ふくらぎ付け根、左上部ふととも表の順でお目覚めだ。
一番びっくりしたのが登りのピークに近づいたころ発症したやつ。
なんか左足首の関節がつってるwこんなとこに筋肉あんのか!w
(後で調べたらどうやら、前脛骨筋の下部にある長指伸筋ってのがつっていたらしい)
登りでは何度も足を止め、後ろのランナーを先行させた。
さっき道を教えた女性はもちろん、60才くらい?の男性ランナーにも抜かされた。
みなさん、丈夫な脚をお持ちでいらっしゃいます。。
やっとこさ山を登り切って、下りてきたのが25km地点で、エイドが用意されていた。
おなかがすいていたのでスタッフ手作りのブラウニーとバナナ、梅干を沢山頂いた。
(登りとエイドのあたりは必死過ぎて写真なし…)

あとは足をつりながら走る事を練習する気持ちで、とにかく歩かないようにした。
(トレイルの登りは走れないけど…)
最後は下り基調のロードを走って、少し登りもあったけどそこも走ってゴール。

小学校に戻ってきました。
いや、自分が小学生に戻りました。
最後はちょっとダレちゃった初トレイルでしたが、元々田舎育ちで小さいころから似たようなプチトレイルを遊びでやっていましたため、「初めて」というよりは「なつかしい」って印象が強かった今回の「大人の冒険」。
この場所、またいつか帰ってくると思います。
ただ田舎に帰るのはもうちょっとロードをがんばってからかな。
おらぁ、もうちょこっと都会で頑張っからぁ、もうちょこっと待ってでけさいん。
(↑通訳要りませんよねぇ?)
おまけ
…なんて構図だ。
人が地球から生まれ地球へと還るように、男は母から生まれ母へと還ることもまた確信した。
