11年ぶりに関東に直接上陸した台風が日本列島を北上中です。
今日はたまたま代休でしたが風雨が強くて家から出られそうもありません。
進路にあたったり風雨の影響を受ける地域の方々は十分に気をつけていただきたいと思います。
有村浩の原作小説の映画化作品『レインツリーの国』。
感音性難聴のため自分の殻に閉じこもりがちの25歳の女性と、彼女と正面から向き合いながら愛を育んでいく青年とのラブストリー。
ファッションモデル・女優・歌手として活躍する西内まりやとKiss-My-Ft2の玉森裕太が好演し、静かな感動を呼び起こしてくれます。
◇高校時代に好きだった本がきっかけでたどりついたブログ「レインツリーの国」に共感を覚えた向坂伸行(玉森裕太)は、「伸」と名乗り管理人のひとみ(西内まりや)宛に思いを込めたメールを送る。間もなくメールの返信があり、意気投合したふたりはメールを重ね、やがて伸は画面の向こうのまだ見ぬひとみと直接会って話がしたいと伝えるが、ひとみは乗り気でない様子。それでも伸の願いがかなって初デートの日がやってきた。
実際会ってみたひとみは、ブログの生き生きとした印象とは違いおとなしい雰囲気で、静かな場所で食事がしたいとか、映画は洋画で字幕でないとだめなんですと、伸を多少戸惑わせていた。さらにはふたりがエレベーターに乗ろうとし際に「重量オーバーです」のアナウンスが流れたにもかかわらず、ひとみはエレベーターを降りようとしなかった。
たまりかねた伸がつい「自己中心的過ぎないか」と咎めたときに慌てて頭を下げたひとみの長い髪の間から補聴器が。
伸は今まで感じていた違和感の理由を理解する。
ぎくしゃくしたまま別れたふたりは再び繋がりを取り戻すことができるのか。
レインツリーの国=ときめきの国をひとみは現実の世界に見つけることができるのか。
◇10年前に事故で感音性難聴になったひとみは、低音なら聞き取ることができるものの高音は聞き取れないため、職場でも女性社員から言われのない陰口をされ、セクハラの被害まで受けてしまいます。障害を持つ人間に対してあまりに冷た過ぎる職場に憤りさえ感じます。
「言葉」は簡単に人を傷つける。
だからこそ、「言葉」をもっともっと大切にしたいと思う。
反してひとみの母親(麻生祐未)の娘を見守る優しさもさることながら、伸の愛情は時に不器用なところもあるものの本物でした。同情でも上から目線でもない、相手と同じ目線に立って気持ちを理解しようと一生懸命努力する姿に好感が持てました。
レインツリーの国 (2015年 日本)
監督 三宅喜重
脚本 渡辺千穂
出演 玉森裕太 西内まりや 森カンナ 阿部丈二 山崎樹範 矢島健一 麻生祐未
大杉漣 高畑淳子 片岡愛之助
西内まりや 5thシングル『HellO』 MV
