この主題歌に聞き惚れて観に行ったと言っても過言では無い映画『金メダル男』。
原作から脚本・主演を兼ねたウッチャンこと内村光良監督作品です。
1964年、東京オリンピックの年に生まれた内村監督が同い年の秋田泉一というひとりの男の半生を、時にシュールに、時に熱く描いています。
子役の大西利空とHey Say! JUMPの知念侑李が演じる前半のシュールな笑いのエピソードがウッチャンが演じる後半の伏線になっていてじわじわと作品の世界に引き込まれていく感じがしました。
運動会の徒競走で1位になり人生初の金メダルを獲得し覚醒した泉一は、とにかく一等賞を取ることを人生の目標とします。
子供絵画コンクール、書道、図画工作、大声コンテスト、ちびっこ火おこし大会と1等賞、大賞を取り続けます。
ところが、中学に入学してから歯車が狂い始めます。
原因は女子。
水泳部に入部しここ一番というところで1年先輩の女子の水着に見とれて失敗、剣道部に入り小手を武器に地区大会に進出するも対戦相手の女子に見とれて撃沈!
しばらく1等賞から遠ざかりますが、高校でバスケ部での挫折を経て始めた「表現部」で大絶賛を浴びることに。
そして夢はどんどん膨らんでいきます。
泉一のモットーは、「あきらめない」こと。
周りの目なんか気にせずにただひたすら好きなことにのめり込む姿に、人は危うさを感じたり馬鹿にしたりするけれど、両親だけは暖かく見守り続けるですよね。
もっとも父親の留一(今泉成)は超マイペースな人で気持ちの赴くままに「自分探しの旅」に出たりします。母親の房江(宮崎美子)は、「この子は何か持っている」と泉一の節目のたびに密かにエールを送ります。
失敗の積み重ねの上に成功がある。
人生なんて失敗や後悔の方が多いけど、やっぱり「あきらめない」ことだねと、信じたくなります、この映画を観ていると。
泉一が高校生のときに「表現部」の部員だった横井みどり(土屋太鳳)とのエピソードは彼女のその後の人生も含めて切なかった。
無人島からの生還後に泉一のマネージャになる亀谷頼子(木村多江)との二人三脚も胸に沁みるものがありました。
金メダル男 (2016年 日本)
脚本/監督 内村光良
出演 内村光良 知念侑李 木村多江 ムロツヨシ 土屋太鳳 平泉成 宮崎美子
笑福亭鶴瓶 大西利空 大泉洋 上白石萌歌 大友花恋 ささの友間 音尾琢磨
清野菜名 竹中直人 田中直樹 長澤まさみ 加藤諒 柄本時生 森川葵
ユースケ・サンタマリア 山崎紘菜 マキタスポーツ 手塚とおる 高嶋政宏 温水洋一
出演者から内村監督へのメッセージと返信
