11月に入って初のブログ更新です。
今週は12月並みの気温の日々でしたが今日から来週前半までは秋の過ごしやすさを感じられそうです。
「天使と悪魔」、「ダ・ヴィンチ・コード」、「ロスト・シンボル」に続く「ロバート・ラングドン」シリーズ(ダン・ブラウン)の4作目となる映画化作品『インフェルノ』を観ました。
文庫版は上・中・下と3巻に分かれていて、「中」をもうすぐ読み終えるところです。
小説と映画、それぞれの良さを感じています。
原作と映画では結末が違うということなので小説の先を読み進めるのが楽しみです。
映画では1作目となる『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)で描かれたイエス・キリストにまつわる壮大な神秘性は今作ではあまり感じられませんでしたが、人類が抱える非常に重要なテーマである「人口問題」を軸に謎解きの面白さとスリリングな展開で満足のいく作品でした。
物語は、頭部に損傷を負い直近48時間の記憶を失ってしまったハーバード大学の宗教象徴学専門のロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)がフィレンツェの病院の病室で悪夢にうなされるところから始まります。
目覚めて間もなく謎の女の急襲により担当医のシエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)と共に訳も解らず逃走することに。
なぜか先の女に加えて新たな追っ手のグループが出現。
謎を解く鍵はラングドンが携帯していたバイオチューブの中に入っていた「ポインター」が映し出す「地獄の見取り図」にあるとラングドンは持ち前の直感で判断します。
「地獄の見取り図」とはダンテの「神曲-地獄篇-」を元にルネサンス期のイタリアの画家ボッティチェリが描いたもので、そこに描かれる地獄の様子は、以降700年以上に渡って地獄のイメージの基になっているとも言われます。
かつて黒死病(ペスト)で壊滅的な被害を受けたヨーロッパで、大富豪で生化学者のゾブリスト(ベン・フォスター)はウィルスの拡散を画策し、不穏な動画を残してこの世を去ります。
世界の人口爆発で今手を打たなければ100年後には人類は滅亡する、ゆえに今、人類の半分が死滅すれば人類は生きながらえると。その思想は信奉者達をも生み出しています。
その思想の裏にはとてつもない危険な考えが潜んでいます。
国連の予測では現在73億人の世界の人口は、2050年で97億人に、さらに2100年には112億人に達するとのことです。
ゾブリストが予告したウィルスの拡散までのタイムリミットは後わずか。
WHO、ゾブリストが契約を結んでいた危機統括機構(大機構)、ラングドン、それぞれが世界の終末へのカウントダウンを止めるべくフイレンツェで、ヴェネチア、そしてトルコのイスタンブールで息詰まる駆け引きを繰り広げます。
「ダ・ヴィンチ・コード」と同様に今作でもヒロインの正体にアッと驚かされました。
シエナを演じたフェリシティ・ジョーンズが話しているように、シエナの謎の部分をどの程度出すか、どの程度隠すか難しい演技が要求されるキャラクターです。
インフェルノ (2016年 アメリカ)
監督 ロン・ハワード
脚本 デヴィッド・コープ
出演 トム・ハンクス フェリシティ・ジョーンズ オマール・シー ベン・フォスター
イルファーン・カーン シセ・パペット・クヌッセン アナ・ウラル アイダ・ダーヴィッシュ
ジョン・ドナフュー ポール・リッター フィリップ・アルデッツィー メフメット・エルゲン
ファウスト・マリア・シャラッパ グザヴィエ・ローラン
