比較的長尺の146分がまったく長いと感じさせない。
無駄なシーンが1つも無いと言うのは言い過ぎだろうか?
雪が降り積もったクリスマスの朝発見された中学生の死の真相に迫る『ソロモンの偽証 後篇・裁判』。
校内裁判を決意した主人公・藤野涼子の刑事である父は言う。
「本当のことが判ったら、お前も傷つくかもしれない」と。
同級生の悲しい嘘に涼子の頬を一筋の涙が伝う。
警察は、柏木卓也の死を「自殺」と断定し捜査を終了する。
「自殺説」を覆すべく届いた告発文。
彼の死は自殺ではなく、他殺だと。
容疑者として浮上する学園の問題児の大出俊次。
告発文の送り主の三宅樹里。
校内裁判に出席した証人達へ尋問する涼子の一言一言が観ているこちらの胸をも揺さぶる。
卓也の容赦無い言葉に、涼子の心は血を流していた。
「偽善者」。
突きつけられたその言葉は涼子を追い詰め、苦悩の末に真実の追及への揺るぎない決意を生む。
脇をベテラン俳優陣が固めているとは言え、藤野涼子を始め、中学生の俳優陣が渾身の演技を見せ見応え十分の作品です。
裁判で明らかにされる真実の数々は、自分だったらどうしていただろうと考えさせずにはいられない普遍的な要素を含んでいます。
『ソロモンの偽証 前篇・事件』の記事
『ソロモンの偽証 後篇・裁判』 <<公開 2015年4月11日>>
監督 成島出
脚本 真辺克彦
出演 藤野涼子 板垣瑞生 石井杏奈 清水尋也 富田望生
前田航基 望月歩 西畑澪花 若林時英 西村成忠 加藤幹夫
石川新太 佐々木蔵之介 夏川結衣 永作博美 小日向文世
黒木華 尾野真千子 田畑智子 塚地武雅 池谷のぶえ 田中壮太郎
市川美和子 津川雅彦 嶋田久作 余貴美子 松重豊
さよなら桜の季節
桜の花びらが 散る花壇