人生の5枚 ~Ⅸ~坂本龍一は人生の5枚の中にジョアン・ジルベルトを選んでなかったと思いますが、もちろんボサノヴァ好きで、モレレンバウム夫妻と自らトリオを組んで『カーサ』を作り上げアントニオ・カルロス・ジョビンに捧げたくらいですから。その彼が、ジョアン・ジルベルトの『アモローゾ』を正座して聞き入っていたというのですから。しかも大貫妙子と並んで。このアルバムに入っている「ESTATE」の一音を聞いて号泣してしまったと告白しているくらい、彼はジョアンを愛しているのですね。