いきなりトスカーナに行ってみたくなりました。
「ジュリエットからの手紙」を観てきたからです。
世界で一番有名なロマンス、「ロメオとジュリエット」
の舞台ヴェローナに向かったニューヨーカーの
二人の恋の顛末。と簡単に書き表せる、シンプルな
ストーリーではありますが、あまりにも美しい
イタリア・トスカーナ地方の景色のなかで、そよぐ風
に包まれ、輝く光を浴びて、気分は上々です。
50年前に別れを余儀なくされ、その地を去った
イギリス人女性クレアが昔の恋人を探して歩く
のをヒロインが助けるロード・ムービーでもあるので
すが、クレアを演じるヴァネッサ・レッドグレイブが
素晴らしく、そして驚きなのは、50年ぶりの再会を
果たすロレンツォを演じているのが、ほとんど映画の
ストーリー通り半世紀の時を越えて再婚したという
フランコ・ネロだったということ。私にとって彼は煙草を
くわえ、脂ぎった横顔に鋭い視線を飛ばす荒野のガンマン
というヒーローでした。クリント・イーストウッドと並ぶ、
マカロニ・ウェスタンの立役者だった彼が、まさに
白馬にまたがって登場するとは!それにしても
トスカーナの丘陵の美しさと言ったら!