レデンプトール会創立者の祝日 | レデンプトール宣教修道女会本部

レデンプトール宣教修道女会本部

「レデンプトール宣教修道女会」は、1957年、レデンプトール会のミュンヘン管区によって設立されました。
聖アルフォンソの精神に従い、レデンプトール会の宣教活動の全分野でともに働く修道女の共同体です。
日本ではカトリック鹿児島教区で1965年から活動を行っています。



8月1日は、聖アルフォンソの祝日です。私たちの会のモットは「聖アルフォンソの精神」です。レデンプトールファミリーと共に、祈りと・共同生活を通して、福音宣教を教会と社会に奉仕させていただいております。

1696-1787

 アルフォンソは、イタリアのナポリの貴族の家に生まれ、幼いころから母親に信仰深く育てられた。語学力に優れた彼は、小学生のころからラテン語、ギリシャ語を学んだ。法律の勉強をして、17歳には法学博士の学位を取得し、弁護士となって多くの人びとを助けた。しかしある日、必ず勝つと思われた訴訟事件に、自分のミスで負けてしまったことを機に、彼は法廷から退き、社会的地位を捨て、聖職者になる決心をした。

 1726 年に司祭となったアルフォンソは、有名な説教家となり、1730年にスカラに女子贖罪主会(レデンプトリスチン)を創立した。1732年には数名の同志とともに男子レデンプトール会の創立に着手し、内外からの試練に遭いながらも、1749年に教皇から正式に認可された。創立から42年間にわたり、総長として会の指導に献身し、その後13年間は、教区の司教として務めた。その間、倫理、修徳、司牧神学に関する本を数多く書いた。日本語に翻訳されたものに『完徳のしおり』『聖体訪問』などがある。また彼は、カトリック倫理神学の体系化の完成に貢献し、その著書『倫理神学』は、不朽の名著として知られている。