前回、カーディガンの事を書いていて
思い出しました。
娘がまだ未就園児で
子育てがものすごーく大変だった時のことを。
ある夏の日、
私は娘をつれて時々遊びに行く場所に
お弁当を持って出かけました。
そしたら、その日はたまたまその場所が
臨時でお休み。
私は娘に
「今日はお休みだって。
公園にでも行こうか。」
などいろいろ代替案を提示するも娘は
「嫌だー!!ここがいいー!!
ここで遊ぶー」
と言って引き下がらない。
でもどうしようもないから
大絶叫しながら泣き暴れる娘を乗せた
ベビーカーを押して帰宅。
家に戻ってもひたすら納得がいかない様子で
癇癪を起して大音量で泣き続ける娘。
もうこのモードに入ると
切り替わるまで30分、1時間とかかることはざら。
最高1時間半かかったこともある💦
あれこれやってみても、
いつ切り替わるかは本人のタイミング次第。
私は放っておきたいのだが、
娘は、離れるなという
それで私はいつも娘の前に座り込み、
切り替わるのを待つ。
(ずーっと泣き続けるのは疲れるらしく
たまに休憩が入り静かになる。そしてまた泣くのを再開する。
そこまでするのが笑えるくらいなのだが)
時には私も
「もう、どうしろって言うの??
どれもこれもイヤ、ママが離れるのもダメ
ママが泣きたいよ」
と、泣く娘に怒りをぶつけていたっけ。
で、この時、私はぼんやり
「そういえばバーゲンの広告見たな~」
と頭に浮かんだ。
それで娘に
「ねえ、電車に乗ってお出掛けしない?」
と言ってみると
泣き止んで
「する」とぽつり。
「よし!じゃあ行こう♪」
ということで、
お弁当は夕飯に食べることにして
冷蔵庫へ。
娘をまたベビーカーに乗せて
ショッピングセンターへ向かった
まずはお子様メニューのあるパンケーキ屋で
娘はパンケーキにチョコペンでお絵かき
おなかも満たしてすっかりご機嫌に
そしてまたベビーカーに乗せて
私はショッピングセンターの中を見て回った。
気付くと娘はベビーカーの上でスヤスヤ
私は、冷房除けのカーディガンが欲しくて
見て回っていたのだが
よさげの物を見つけた。
試着するとき、
娘をどうしようかと思っていたら
店員さんがにっこり優しい笑顔で
「ベビーカーここに置いておかれて大丈夫ですよ。
お子さん見ていますから」
と言ってくれ、
私はゆっくり試着することができた。
あの時のお店のお姉さん、ありがとうございます。
この日の前半は、気分は大雨
後半は晴れだったな。
(夕飯は、冷蔵庫のお弁当を食べたんだったかな?
覚えていないけれど)
あの頃の私は
高齢出産で母、そして専業主婦になり
何を着ていいのかもよく分からず、
考えるのは娘のことと
毎日の生活を回すこと。
完全にファッション迷子だった。
でも、服を見る時間はやっぱり心躍って
楽しかったな
夏のカーディガンの事を書いて出てきた
思い出でした。
そんな風だった娘は今、
服選びに興味深々の高学年女子になり、
泣き叫び続けられることはもうなくなりました。
その役は、いまだ息子が時々やってくれています(笑)