エムズショップ 工場(サテイアン)と呼ばれています


そこは、秘密基地でいろいろ変わったものを、修理したり

秘密兵器を作ったりしています。

また、宝物もたくさん


本日は、特別に仕事ぶりをちょっと公開します


最近、私が年をとってきたため、むかしむかし大昔

この工場にバイトに来ていた、少年があちこちの、企業を転々とし手職をつけて、また戻ってきました。


彼は、このご時勢に独立をし仕事があれば私の工場で修理などをしています。

その彼のブログは、masuo ファクトリー 左矢印


では、今日は船外機のインペラ交換をしてみました


海・湖・洋-CA3H0027.jpg

まずは、ロアケースをエンジンからはずします

(このときシフトロッドをはずすためギャを前進・後進どちらかに入れて分解すること)


船外機は、簡単に分解できます(こちらのエンジンはネジ8本のみ)


ネジが外れたらロアケースを抜き取ります


海・湖・洋-CA3H0028.jpg

簡単に抜き取れました

そしてドライブシャフトについているインペラケースのネジを緩め

インペラを新しいものに変えると出来上がり


後は、はずした反対の作業をすれば簡単にインペラ交換ができます

(ネジが塩・さびなどかんでいなければですよ)

簡単ですね


エムズショップでは、極力お客様ができる作業はお客様自身にやっていただいております。


海外では、普通に船長さんがメンテナンスしてますから

当たり前ですよ

さすがに次の作業はできないと思いますので専門業者にお任せください


海・湖・洋-CA3H0023.jpg

ボルボエンジンです。

ミストフィルターからオイルが吹いていて力がありませんでした。

船体からエンジンを降ろし早速ばらします


確認しながら、どうして壊れたのかをエンジンに聞きながらていねいに分解していきます

初めに、見つかったのがターボへエンジン冷却水を送るパイプのジョイントがさびで目詰まりターボの冷却がうまくいってなかったようです。

これは、今回の原因ではないようです


海・湖・洋-CA3H0030.jpg

そして、ヘッドを良く見てみるとバルブのオイルシールがどこかへ飛んでなくなっていました。

これが、アイドリングで煙が出る原因のようです。

そして、ヘッドをはずすと

上の写真

ピストンが溶けています

溶けたかすが、シリンダー壁にべったりついていました。

圧縮漏れですね、

ピストン隙間からクランクケース内に圧力が漏れ

エンジンオイルをミストフィルターへ押し上げていたようです。

原因は分りました。

ここからです、なぜどうして この状態になったのか

エンジンさんに聞きます耳

教えてくれました、燃料噴射用のインジェクターが割れていました。

燃料不足で、高温になりピストンが溶けたようです

インジェクターにゴミなどが詰まった可能性が高いようです。


原因究明 後は見積りです


結構高額な修理になりそうです

ボルボのパーツは、他のメーカーに比べて3倍はします

通常1万円ほどのものが、3万円ですよ

とにかく高いです

びっくりします

しびれます・・・


では、さようならぐぅぐぅ