おふくろが、昨年の8月末に肺炎で入院して以来約1年が経ちました。
この一年の経過を説明しますと、
〇 8月末入院
▲ 入院した病院でコロナクラスター発生し、治ったのに退院できなくなり9月末までの1か月入院となる。
〇 10月1日から、自宅で療養。1か月の入院ですっかり寝たきりになってしまった。
コロナ禍の為、通所介護サービスは使えなくなったので、ここからは完全に自宅介護となりました。
退院の際に、病院側がコーディネートしてくださって、訪問医と訪問介護ステーションを紹介してくれました。訪問医が2週間に1度、訪問看護士が毎日来てくれます。ここからが結構驚きの状態なのです。
退院してきた母は、寝たきりどころか、食事もできなくなりました。入院中の後半は誤嚥を恐れ、口から摂取を避け、 点滴で過ごしていたので、自宅療養は点滴のみからのスタートです。一日300mlほどの点滴のみです。
点滴は水なので、水だけしかあげないで生きろということです。
そんなの無理なので、一つ80kcalのゼリーを言語聴覚士さんが食べさせてくれるようになりました。ゼリーの数が1つから順に増え、ゼリーの種類も増え、11月の中旬から家族が食事介助できるまでになりました。栄養補助食品っていわれるゼリーやジュースをいろいろ揃えて、誤嚥しにくく、美味しくて、栄養とカロリーがあるものを選びながら、徐々に摂取量が増えていきました。1月には1000kcalに届く日もあり、寝たきりですが、回復してきました。
以前の様に座って食事ができることを目標にいろいろ介護してきましたが、一旦寝たきりになると簡単には座る生活になりません。体を支える筋肉が落ちて、座ることができないし、誤嚥のリスクを避けるため、寝たままの食事を推奨されることがやはり大きいです。
リスクを避けることが、これまで使っていた体を使わないことに繋がり、結果として身体機能が低下してしまうのです。
今回の入院ではそれが顕著でした。
母は週に1回~数回発熱します。原因は明らかではありません。医師に聞いても、ネットで調べてもわかりません。発熱の原因を調べても該当しそうなのは、誤嚥のみと感じます。おそらく、僅かな誤嚥が発熱の原因なのでしょう。そんなこともあり、1月に1000kcalまで回復した摂取量も、頻繁に起きる発熱や食欲不振により、現在は一日300~500kcal程度をやっとジュースで摂取している状態です。水分量としては300~500mlほどです。 自分の食事量と比較すると、あまりに少ないです。小さなパックジュース2つで毎日生きているのですから。
母はお話もできませんし、笑ったり、返事したりもしません。目を開けて寝ているだけです。それでも僕には生きている母なのです。
客観視すると、論理的とはいえない、非合理的な状況です。
何故か諦めることなどできないのです。人間は不思議なものです。
何か糸で繋がっているのでしょうか。糸は切れないように感じますね。
切れない糸が他にも何本かあるようにも思います。