M,L
作品名:WAIKIKI REEF
作者:ジョン・メイグス
素材:フィラメントレーヨン
プリント:抜染
デザインパターン:オールオーバー・パターン
ボタン:ココナッツ
アメリカ本土、イリノイ州シカゴで生まれたジョン・メイグス。彼はシカゴ美術研究所でデッサンを学び、南カリフォルニアのレッドランズ大学やUCLAでジャーナリズムを専攻。その後、オールドロサンゼルス・ユナイテッドプレスで記者を務め、1938年にハワイへと渡り、ホノルル・アドバタイザー社の美術部に籍を置きながら1940年頃にテキスタイルのデザインを始める。
メイグスの描く斬新な絵柄はすぐにアロハシャツメーカーの目に留まり、デザインの依頼が舞い込むようになった。その後、大戦中は海軍に入隊し、画家「ポール・ゴーギャン」ゆかりの地であるタヒチを訪れ、ポリネシア文化の魅力に引き込まれていく。1947年、軍を除隊した彼は再びハワイに戻り、トランスパシフィック航空で広報の仕事をしながらデザインを生業とする準備を始めていた。その噂は瞬く間に広がり、ハワイのメーカーのみならずコーン・ホールマークス(コハマ)、タンブロ・ファブリックスなどアメリカ本土の大手生地問屋からのオーダーが彼のもとへ次々と寄せられた。
彼は自宅にアトリエを構え、テキスタイルデザイナー「ケオニ・メイグス」として400点にも及ぶデザインを製作。そのひとつがこの「WAIKIKI REEF」で、サンサーフとしては初の復刻となる。当時、タンブロ・ファブリックスからのオーダーで製作されたデザインであり、メイグスは後に同社のハワイアン・プリントを任され、多くの人気作を生み出していった。やがてそれらはアメリカ全土でのアロハシャツブームへと発展。全米に展開していた百貨店「シアーズ」のカタログではメイグスのデザインしたアロハシャツが大々的に扱われ、彼はハワイアンテキスタイルデザインの頂点に君臨した。
KEONI OF HAWAII(ケオニ・オブ・ハワイ)
1996年、我々サンサーフはハワイの服飾史に名を残す伝説のテキスタイルデザイナー「ジョン・メイグス」が存命していることを知る。早速、現地を訪問すると、彼の手元には1940年代に描いた未発表の作品が存在。そのデザイン画をもとに、幻の作品群は「ケオニ・オブ・ハワイ」の名で製品化され、ジョン・メイグスもアロハシャツのデザインを再開。新たなデザインも描き下ろし、ブランドを支えてくれた。しかし、高齢のため年々負担が大きくなり、2001年以降は彼の志に共感するアーティストが作品を手掛けるようになる。
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