当店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

     今回は表記商品のリリース前に、、

     このところ毎年ですが、とても大切なお話しですので、

     その中身の情報を先にお伝えしたく、ここにご案内致します。

     (過去の内容を更にアレンジして、お伝えしております)

   

     尚、今回のブログでは、商品(ストーリー)紹介までです。

     リリース情報は、改めて公開させていただきます。 

     (今回の発表で、商品のご注文はできません!)

  

     少々長くなりますが、最後までご一読をお願い申し上げます。

 

     当店の副店長(店主弟)が代表を務めます、

     「戸沢(トサワ)酒米プロジェクト」の皆さまが、

     上田市真田町戸沢地区の田圃で栽培する酒米から

     地元産の日本酒が誕生する物語です。

 

     ・・・

     弟の住む戸沢自治会では、毎年2月第2日曜日に、

     『国選択無形民俗文化財』である、

     「戸沢のねじ行事」が行われます。

 

     今年(2024年)は、2月11日(日)午後9時~開催!

     (以下は 上田市ホームページ 参照)

 

       戸沢の道祖神まつりの紹介はこちら

 

    『「ねじ」とは、お米の粉を使って野菜や果物、花、動物などの

     形に作られるお供え菓子で、中にはあんこが入っています。

     朝、子どもたちと母親たちは、「ねじ」を乗せた「わら馬」

     引いて、徒歩で道祖神までお参りに行きます。

     道祖神に「ねじ」を供え無病息災を祈願し、他の家の「ねじ」と

     交換し合います。

     この「ねじ」を食べると風邪をひかないと言われています。

     お参りをしてきた「わら馬」は、自宅の屋根に放り投げられます。

     「わら馬」は、「天馬となって災いを背負い空に駆け上る」と

     言われています。』

     と言うお祭りが、永く今日まで引き継がれています。

     (店主もこの戸沢地区で生まれ育ち、自分の子供らもこのお祭りに

      参拝させてもらっています)

 

 

     さて数年前、地元戸沢のある長老さん(他界されました)から、

     「最近、わら馬を作る藁(わら)が、使いづらくなった。。」

     とのお話しが。。

     「食用米もイイが、酒米でやってみたらどうだろうか」

     との話しが盛り上がり、、、

 

     遂に! 戸沢酒米プロジェクト なる、自治会の若手が中心と

     なったチームが出来上がるのです!

     (一般的には、酒米の方が稲の倒伏の観点から、食用米よりは

      丈が短くなる傾向です)

 

        戸沢酒米プロジェクトの紹介ページはこちら

 

     このプロジェクトを簡潔にいうと、

      自治会内の遊休農地や未使用田圃を整備し、

      そこで酒米を栽培し収穫した米で、以下に形を変えます。

 

      ★「わら」は、「わら馬に」。。 

 

      ★精米した「米粉」は、お供え菓子の「ねじ」に。。

 

      ★精米した「酒米」は、「御神酒」に。。

 

     捨てるところの無い完璧な 米プロジェクト

 

     更にその酒米を使って酒造りをしてくださる酒蔵さんは、、

     当店や戸沢自治会から最も近く、

     田圃と同じ(ここ重要)「菅平水系の水」を使用する、

 

        岡崎酒造 さん!

 

     初回は、酒米の収量がタンク1本を仕込めるところまでは

     いかなかったのですが、(ここ数年は収量も安定してきて)

     本年もタンク一本「戸沢産ひとごこち」での仕込みが出来ました!

 

     原料の酒米と同じ水系の仕込み水を使用して醸す作品は、

     「信州亀齢」ブランドでは、この作品のみとなります。

 

 

     このプロジェクトは、岡崎酒造が目指す「地域ブランド構築」に

     対する想いに、当店としましても賛同し、共に挑戦する!

     というものであります。

 

     お互いの利益を最低限確保するのは、ある意味当たり前ですが、

     今回もこれらの利益を、この作品に関わる田圃と地域に還元し、

     「田圃の保全~より良い質の酒米生産~より上質の酒を生むこと」

     が、「美味い酒~良い米~良い土地(地域)」と、

     最終的には「戸沢米の産地って、素晴らしい場所!」と、

     評価されることで、地域が潤い、地域ブランドとしての知名度や

     その質を上げられると考えているからであります。

 

     当店主がその昔、地元の商工会でリーダーとして関わった

     「地場産品構想プロジェクト」の中に、

     『高く仕入れて高く売る』というキーワードがありました。

 

     生産者から良質な原材料を高く仕入れて、プライスリードする形で

     高く売る。

     その利益を次の仕入れに回して生産者から高く仕入れる。

     生産者は更に良質な原材料の生産に向けて保全や投資に費やす。

     当時はこんな出来そうもない構想を議論し、やりながら失敗を

     経験しながら、今回の挑戦にも至った訳であります。

 

     「地酒の純米吟醸」という括りでは、高価格と感じてしまう方が

     いらっしゃるかと思います。

     ただそれ以上に「地域ブランド」として、未来への投資として、

     その挑戦として、の価格設定です。

     どうかこの点をご理解いただきますようお願いを申し上げます。

 

     商品としましては、「無濾過 生原酒」がリリースされます。

     その後「火入れ酒」がリリースされますが、こちらは、改めて

     ご案内します。

     (「火入れ」のお問い合わせやご予約は、現状できません)

 

     「無濾過生原酒」の販売は、岡崎酒造さんと当店のみとなります。

 

     更に、ラベルのQRコードをスマホで拾ってもらうと、

     酒米作りや戸沢のねじ行事の紹介がYouTube動画で見ることが

     できます。

     これは、(株)うえだケーブルビジョン(UCV) さんが

     追跡取材をしてくださり、その画像をナレーション付きでご提供

     くださった、まさに地域とメディアの協働で生まれた素晴らしい

     映像となっています。


    

      それでは、改めてご紹介申し上げます。

 

     「信州亀齢  純米吟醸 無濾過生原酒 『戸沢産ひとごこち』」

 

      1.800ml  4.400円 ・ 720ml  2.200円  (税別)

 

 

     冒頭で申し上げたとおり、今回のブログでは、お問い合わせ、

     ご予約はできません。

     近日中に公開される本ブログをご確認の上、メールにてご連絡

     ください。

     ※お電話でのお問い合わせは極力ご遠慮ください。

 

     結びに。。(昨年も申し上げさせていただきました)

     少し強い表現となりますが、ご容赦ください。

 

     「信州亀齢」ブランドが、全国的な人気となり始めています。

     今回のこれらのプロセスをご理解いただければ、

     (当たり前ですが)「転売」ではなく、是非とも

     地域に!地元に!農家さんに!その利益が還元される事を

     強く望みます!

     

 

     それでは今年も 「信州亀齢 戸沢米」 を、

     何卒宜しくお願い申し上げます。

 

     最後までお読みいただき、まことにありがとうございました。

 

 

     店主