デビュー以来、絶えず「進化」や「挑戦」をし続け、新しいアルバムを出すたびに衝撃や感動を与えてくれました。

しかし、今回のアルバム「My Dear Ukulele」ではそういったことを感じさせない、あまりにも「普通な」世界を届けてくれました。
それは、つまり「名渡山遼」というジャンルが確立されつつあるのではないかということ。

超絶な速弾きやエモーショナルな演奏、カッティングやクリスタルのようなハーモニクス、カヴァーの選曲やオリジナルに込められた想い。
どれをとっても「名渡山遼らしさ」が溢れていて、それでいて「普通」に耳に、心に届く音の世界を作りあげている。

そして、この音の世界をウクレレだけで作りあげたことがとても大きな意味がある。

楽器の数が増えれば、それだけ音に厚みができて、作品を聴いた時の満足感が高まる。
それにも関わらず、今回のアルバムは名渡山くん自身が作ったウクレレだけで構成している。
タイトルどおり、大切なウクレレ達と語り合って作りあげたアルバム、つまり、なんの装飾もしていない純粋な名渡山遼がそこにいる=「The 名渡山遼」なアルバムになっている。

名渡山くんのファンだけではなく、一人でも多くの人に届いて欲しいアルバムである。

そこには、ウクレレの音色を好きになって、真っ直ぐに向き合い、ひたすら弾き、沢山の人達と出逢い、成長した一人の音楽家が待っていてくれる。


ちなみにiTunesで購入した最速レビューかな?